2017 Fiscal Year Research-status Report
fMRIによる痙攣性発声障害の脳内イメージング解析と治療法開発への展開
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17K11388
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
弘瀬 かほり 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (20527709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兵頭 政光 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00181123)
奥谷 文乃 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (10194490)
中原 潔 高知工科大学, 情報学群, 教授 (50372363)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 痙攣性発声障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
①痙攣性発声障害の診断基準作成のため症例検証をおこなった。
②上記結果を第62回日本音声言語医学会総会・学術講演会82017.10 仙台市)において 「痙攣性発声障害の重症度分類の妥当性の検証」の演題で、共同研究者兵頭政光が発表した。発表概要は下記である。 『痙攣性発声障害の重症度分類を策定しており、その妥当性について検証を行った。 重症度分類算定に際しては、1)音声障害の専門医でなくても判定できる。2)音声障害による生活上の支障度と不利益を考慮する。3)自覚的支障度と音声障害に伴う他覚的所見を盛り込む、ことをコンセプトとし評価を点数化できるようにした。評価に基づき従来の評価法と比較し、検証した。』
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
痙攣性発声障害の診断基準、重症度分類が明確に検証されることは、本研究の対象となる症例の的確な判断から、fMRI検査の対象者の精度が高くなる。 研究は順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
痙攣性発声障害の重症度分類に従って、さらに対象となる症例を選別するとともに 研究内容を含め高知工科大学での機能性MRI検査および解析を高知大学医学部倫理審査委員会に申請、承認を得る予定である。
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Causes of Carryover |
平成29年度は適応となる痙攣性発声障害診断症例が選択されておらず、次年度診療の中で選別をする。人件費や謝礼金は次年度使用に持越しとなる。
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Research Products
(5 results)