2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K11762
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
岩佐 文則 昭和大学, 歯学部, 准教授 (60297025)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ジルコニアインプラント |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究は紫外線照射による物理的な表面改質により発生するナノジルコニアの抗酸化機能を検証する。平成29年度はその基礎実験として、紫外線照射によるナノジルコニア上の環境ストレス応答としての細胞内活性酸素種を測定し、紫外線照射に対する細胞応答を細胞生存率という形でその安全性という観点から評価中である。また活性酸素種の発生に伴う細胞のアポトーシス誘導能を調べUV照射によって発生する活性酸素種と細胞死との関連を調べながら光機能化ナノジルコニアの抗酸化能を実証すべく調査中である。実験は現在進行中だが、少しずつデータは蓄積されている。今後、NANOZR surfaceの紫外線照射によるさらなる有意性(抗酸化能)を細胞レベルで明らかにできると確信する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新規設置した紫外線照射器によるUV強度が不安定であったためそこから得られるデータに多くの誤差が発生した。そのため研究の進行が遅れたが、現在はランプの消耗や点検を終え軌道に乗りつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
早々に遅れを取りもどし、細胞内活性酸素種を測定し、紫外線照射に対する細胞応答を評価する。また活性酸素種の発生に伴う細胞のアポトーシス誘導能を調べUV照射によって発生する活性酸素種と細胞死との関連を急ぎ調査する。それにより光機能化ナノジルコニアの抗酸化能を実証すべく研究を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
消耗品を含む物品費が進行の遅れなどもあり少なかった。今後本年度にその分を取り戻し、使用予定である。
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