2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K11762
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
岩佐 文則 昭和大学, 歯学部, 准教授 (60297025)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 紫外線 / ジルコニア / インプラント |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究は紫外線照射による物理的な表面改質により発生するナノジルコニアの抗酸化機能を細胞内活性酸素種と細胞生存率、さらにアポトーシス誘導能の検証から紫外線照射から発生する活性酸素種と細胞死との関連について検察し、抗酸化能について実証した。平成29年度に引き続き30年度では老細胞を使用した培養実験を行った。生後8ヶ月と15ヶ月の骨髄由来骨芽細胞の比較から培養初期の表現系(接着、増殖、石灰化能、形態)においていずれも両者間に有位な差は認められず、大将軍の培養皿状での結果と比較して老細胞においてのみその表現系のデータが維持されていた。現在遺伝子実験により詳細を検証中である。今後、ナノジルコニアインプラントサーフェイスの紫外線照射によるさらなる有意性(抗酸化能)を細胞レベル、動物レベルで解明、実証できるものと確信する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度やや遅れ気味であったが実験設備等の環境が整いほぼ順調に進行している。
|
Strategy for Future Research Activity |
培養試験の結果は順調に経過している。結果の再現性を確認し、早々に動物実験に移る予定である。
|
Causes of Carryover |
本年度は培養実験を種として行ったため消耗品等の在庫が多く存在し使用額が大きく減少した。また次年度の動物実験での使用額が当初の計画より増加する可能性を考慮し検討を行った結果とご判断いただきたい。
|