2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of Biological Response of Elderly to Post-Scaling Bacteremia and Establishment of Prophylaxis by Phototherapy
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17K11984
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
両角 俊哉 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (20444151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 直紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80722842)
小松 康高 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40422597)
保苅 崇大 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30827621)
宮沢 春菜 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (50733721)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 生体応答 / ストレス / スケーリング / 光治療 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
あらゆる観血処置にともない,一過性の菌血症が発生する。我々はこれまでの一連の研究で,中年期の歯周炎患者において,1) スケーリング・ルートプレーニング(SRP)後に高頻度で菌血症が発生すること 2) 抗菌薬(アジスロマイシン)併用やエルビウムヤグ(Er: YAG)レーザー使用により菌血症の発生を減少または抑制できること 3) 局所薬物配送システム(LDDS)は機械的除去療法前の使用でも歯周ポケット内環境を改善できることなどを報告してきた。一方,免疫力が低下している高齢者においては,菌血症が一過性で終わらず,全身性の高リスクとなる可能性がある。 そこで,高齢者に適した安全かつ効果的な歯周治療法を確立し,超高齢社会のニーズに応えるべく、本研究では歯周炎を有する高齢者のSRP時における生体応答の変化,および光治療(Er:YAGレーザー)による有効性検討を目的とする。 具体的には、① ハンドスケーラー群:ハンドスケーラーにてSRP実施 ② エルビウムヤグ(Er: YAG)レーザー群:レーザーにて縁下歯石の除去 の2群間で、(1) 血清中エンドトキシン (2) 血清中炎症性メディエイター(高感度CRP、IL-4、IL-5、IL-6、IL-12p70、IFN-g、TNF-a) (3) 生理指標(体温、血圧、心拍、血中酸素飽和度、呼吸数) (4) ストレスマーカー(血清中コルチゾール・アドレナリン) (5) 臨床パラメーター の経時的変化および相関関係を比較解析し、予防対策について検討する。 2施設合計32名の被験者におけるサンプリングおよび測定を終え、現在解析中である。
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Research Products
(12 results)