2021 Fiscal Year Research-status Report
communionを基盤とした看護プログラムの開発
Project/Area Number |
17K12076
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
山下 裕紀 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (40326319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
登喜 和江 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (00326315)
石橋 みゆき 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (40375853)
正木 治恵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (90190339)
高橋 良幸 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (30400815) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 脳卒中失語症者 / communion |
Outline of Annual Research Achievements |
回復期リハビリテーション病棟がある病院に勤務する脳卒中リハビリテーション看護認定看護師で構成された専門家会議の開催(フォーカスグループインタビュー実施)を数回実施し,脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunionの構造の妥当性ついて検証を行なった.フォーカスグループインタビューで得られたデータを分析した結果,既に明らかになっているcommunionの構造には新たなパタンがある可能性,communionのパタンを説明する図や用語の再定義の必要性,本構造を基にした看護プログラムが適用可能な看護師の準備性や経験の基準設定の必要性など,本構造を洗練する必要性ならびに本研究発展に向けての課題や可能性が明確になった.これらの結果を踏まえ,新たなフィールド開拓・データ収集・蓄積を基に,本構造の妥当性ならびに適用可能性を高める必要性が見出された. そこで,これまでとは異なる地域や異なる医療体制における脳卒中失語症患者と看護師を対象として,communionの構造洗練を目的とした参加観察研究を計画した.研究者ならびにこれまでの研究協力者(脳卒中リハビリテーション看護認定看護師)と調整しながら,フィールド開拓を行った.今後,感染症対策が極めて必要となるなかでもデータ収集活動が可能となるように,感染症対策ならびに臨床における負担軽減への配慮を講じた計画を立案し,現在,倫理審査受審の運びにある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
回復期リハビリテーション病棟での参加観察研究について,感染症拡大による影響を受け,現実的に難しい状況にあったが,今年度になり,フィールド開拓が可能な状況となったため,今年度,感染症対策を講じた研究計画にて,精力的に進める.
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は,脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunionの構造洗練を目的とし,回復期リハビリテーション病棟での参加観察研究を計画し,倫理審査受審の運びにある.今後,感染症拡大状況や臨床の研究受け入れ状況を鑑みながら,データ収集時期を調整していく.
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Causes of Carryover |
前年度実施予定であったデータ収集活動ならびに研究会が今年度に延期されたため.
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