2020 Fiscal Year Research-status Report
米国との連携によるICTを活用した看護倫理教育プログラムの開発と教育効果の検証
Project/Area Number |
17K12087
|
Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
岡本 恵里 富山県立大学, 看護学部, 教授 (20307656)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 登美子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (40248860)
長江 美代子 日本福祉大学, 看護学部, 教授 (40418869)
青柳 寿弥 富山県立大学, 看護学部, 講師 (40622816)
鈴木 聡美 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (80442193) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 看護倫理 / 教育プログラム / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、看護職(保健師・助産師・看護師)を対象にICT(information and communication technology)を活用した看護倫理教育プログラムの開発を目指している。 これまでの研究期間で、ブレンディッドラーニング(集合授業5回、eラーニング10回程度)の教育プログラムを検討し、eラーニング教材作製等を進めてきた。令和2年度は研究協力病院の看護職対象にプレ調査、本調査を実施する予定であったが、COVID-19に伴う感染予防、人事異動等で被験者確保が安定的に行えず、調査を延期した。 国内の感染状況、ワクチン接種の進度等を鑑み、本研究において集合授業を実施することは難しいと判断した。そのため、年度途中からすべての教育をeラーニングで取り組めるよう、学習プログラムの修正およびeラーニング教材の修正を進めている。また学修テーマによっては、プライバシーや著作権を守るために配信できる学修内容とそうでない学修内容があるため整理し、別途、教材資料の郵送等も検討した。 すべての教育と教育評価をeラーニングで行うことから、ライブ配信(グループワーク含)とオンデマンド配信の区分とその方法について検討した。また計画していた「中間学力評価、パフォーマンス評価(振り返りレポート)、最終学力評価、総合評価(達成度評価)」に関しても、すべて電子化に向けて内容調整を行った。加えて、対象者からの質問等にも適宜対応できるシステムや、セキュリティ対策、受講生のITリテラシーを高める方略についても検討を加えた。これら調査内容の変更に伴い、研究協力病院との調整や研究倫理申請書の修正に取り組んだ。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19に伴う遠隔授業等の対応(看護学科長、教務委員長)に追われ、研究時間の確保が難しい状況となった。また調査協力病院もCOVID-19に伴う人事異動等で被験者確保が安定的に行えず、調査を延期せざるを得なくなり、研究期間の延長を申請した。
|
Strategy for Future Research Activity |
感染状況、ワクチン接種の進度等を鑑み、本研究において集合授業を実施することは難しいと判断し、すべての教育をeラーニングで行うこととした。今後は学習プログラムおよびeラーニング教材の修正を進めていく。そのうえで修正した教育プログラムを実施し、教育効果に関する検証およびプログラム・教材の改良を行う。
|
Causes of Carryover |
COVID-19に伴う遠隔授業等の対応に追われ、研究時間の確保が難しい状況となり遅れた。また協力病院もCOVID-19に伴う人事異動等で被験者確保が安定的に行えず、プレ調査・本調査を延期した。 本研究はブレンディッドラーニング(集合授業5回、eラーニング10回程度)を実施する計画であったが、国内の感染状況、ワクチン接種の進度等を鑑み、集合授業を実施することは難しいと判断した。令和3年度は持ち越した助成金を使用し、すべての教育をeラーニングで実施できるよう、教育プログラムおよびeラーニング教材の修正、調査の実施に取り組む。
|