2017 Fiscal Year Research-status Report
看護師の問題解決力向上支援システムの完成と普及-自律的な問題解決の推進-
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17K12124
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 問題解決 / 克服法 / 職業上直面する問題 / スタッフ看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本事業「看護師の問題解決力向上支援システム」は、4段階を経て完成する。今年度は、4段階のうち、第1段階に位置付き、スタッフ看護師が職業上直面している問題の現状把握と問題に対する克服法の全容解明を行った。具体的には次の通りである。 スタッフ看護師が職業上直面している問題のうち最も頻度が高かった問題とは「時間内に業務を終えられず、帰宅時間が遅くなる」であり、次いで「自己学習に取り組む時間を確保することが難しい」「仕事か家庭のいずれかを優先せざるをえず、もう一方がおろそかになる」であった。これらは、いずれも時間に関係するという共通点がある。次いで頻度が高かった問題は、「必要とされる最新の知識や技術をなかなか修得できない」であった。これらはいずれも、スタッフ看護師個々の努力を要するが、それにより解決可能という共通点を持つ問題であった。これらは、看護師個々にとって解決可能な問題とすべく「改善ガイド」を作成し、提示することにより発生頻度を減少できる可能性を示唆する。 また、現在、スタッフ看護師が職業上直面する問題に対する克服法の解明に向け、郵送法による全国調査を実施している。具体的には看護管理責任者から研究協力への承諾の得られた46施設に就業するスタッフ看護師1129名に質問紙を配布し、職業上直面する問題とその克服法に関する自由回答を求めた。問題に対する克服法を記述した者は、213名であり、具体的な記述について、Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用い、分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、スタッフ看護師が職業上直面する問題に対する克服法の解明に向け、Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用い、分析を行っている。しかし、具体的な記述が少なく、更なるデータ収集が必要であると考えている。そのため、計画よりもやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
月に1回必ず研究分担者と検討会議を開催し、着実かつ、正確に研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
当該助成金が生じた理由は、研究の遅れが原因と考えられる。それは、分析を進めながら追加のデータ収集の必要性を見極めていたためである。本研究は、郵送法による質問紙調査を行っている上、その対象を無作為に抽出しており、研究協力の依頼から郵送費や印刷費が発生する。また、全員が承諾して下さる訳ではないため、複数発送する必要がある。さらに、返送されたデータを入力する必要もあり、これらを行うために使用する。
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Research Products
(1 results)