2018 Fiscal Year Research-status Report
看護師の問題解決力向上支援システムの完成と普及-自律的な問題解決の推進-
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17K12124
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 克服方法 / 問題解決 / スタッフ看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、スタッフ看護師が活用できる「問題解決のための改善ガイド」を作成するために必要な知識として「問題を解決・改善するための具体的な克服方法」を見いだす研究、すなわち、全国のスタッフ看護師が直面している問題に対し、どのような克服方法を用いたのかを明らかにすることを目標としていた。しかし、それには至らなかった。その理由は、次の通りである。 収集したデータを分析した際、スタッフ看護師が、生じている問題に対し用いた克服方法が様々であることを確認した。また、例えば、同じ問題が発生していてもスタッフ看護師によって、用いた克服方法が異なったり、同じ克服方法を用いても、一方は有効であったが、他方は無効であったという状況が発生した。そこで、当初、行っていた分析方法を変更することとした。具体的には、当初、克服方法の分析は、問題との関係とその有効性を踏まえ行っていた。しかし、思うように分析を進めることができなかった。その理由は、分析視点のブレである。これにより、意味内容の類似性を見抜いたり、記述を忠実に反映したカテゴリを命名したりできなかった。Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析は、研究目的に応じて、「研究のための問い」と「問いへの回答文」を作成する。これは、分析中に一貫して用いることにより視点を固定することができ、妥当性の高い結果の産出を可能とする。すなわち、この研究方法論を適用し、正確に分析の過程を踏むことで、問題全般に対する克服方法を明らかにできる。また、上記分析を通し明らかになった克服方法を、再度、問題と照合することにより、「問題解決のための改善ガイド」に一例として掲載できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
計画通りに分析を進めていたが、データの特徴を見抜くことができずに、分析をやり直す必要が生じた。具体的には次の通りである。 収集したデータを分析した際、スタッフ看護師が、生じている問題に対し用いた克服方法が様々であることを確認した。また、例えば、同じ問題が発生していてもスタッフ看護師によって、用いた克服方法が異なったり、同じ克服方法を用いても、一方は有効であったが、他方は無効であったという状況が発生した。これにとらわれ、どのように分析を進めたら良いのか迷走することとなった。 そこで、Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を再度学習し、当初行っていた分析の不適切な部分を発見することができた。そのため、再度、本方法論の手順に則り、正確に分析することに挑戦している。
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Strategy for Future Research Activity |
Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用い、スタッフ看護師が直面している問題に対する克服方法を明らかにする。また、研究分担者にその結果を提示し、分析の適切性やカテゴリ名について、意見をもらい、精度を高める。
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Causes of Carryover |
次年度使用が生じた理由は、再分析が必要となったことによる研究の遅れである。現在、再分析を進めており、それに必要な消耗品費が必要である。また、分析結果を研究分担者と確認し、精度の向上を目指した検討を行うため、旅費が必要となる。
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