2019 Fiscal Year Research-status Report
看護師の問題解決力向上支援システムの完成と普及-自律的な問題解決の推進-
Project/Area Number |
17K12124
|
Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 問題解決 / 克服方法 / 学習ニード |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、スタッフ看護師が活用できる「問題解決のための改善ガイド」を作成するために必要な知識として「問題を解決・改善するための具体的な克服方法」を見いだす研究、すなわち、全国のスタッフ看護師が直面している問題に対し、どのような克服方法を用いたのかを明らかにすることを目標としていた。 現在、分析の精度を高めるべく、再分析している。今後、共同研究者にその成果を提示し、さらに検討する予定である。 また、今年度、スタッフ看護師の学習ニードを解明する研究を共同研究者の多大なる協力を得て実施した。スタッフ看護師の学習ニードは39種類あり、カテゴリ分類への一致率は80%以上を確保できていた。具体的には、【災害時の看護に必要な知識と技術】、【特定行為】、【退院支援に必要な知識】、【外来看護】などが含まれていた。これらはいずれも時代の変化に伴い出現している学習ニードであり、スタッフ看護師が直面する問題を自ら克服するためには、時代に即した成果の活用が不可欠である。この成果を「問題解決のための改善ガイド」に紹介することにより、スタッフ看護師が問題解決していくために活用可能な資源を提供することにつながり、それは、自律的な問題解決を促す。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度スタッフ看護師の学習ニードを解明できたが、もう1つ産出を目指した「「問題を解決・改善するための具体的な克服方法」に関する分析をその精度を高められるよう進められなかった。それは、分析を継続的に行うことができなかったことに起因し、再度、分析する必要が生じたためである。
|
Strategy for Future Research Activity |
一度にたくさん分析を進めようとするのではなく、毎日少しずつ分析を行うことを通し、継続的に分析できるよう、日々のノルマを設定する。
|
Causes of Carryover |
今年度、ノートパソコンの購入を予定していたが、研究の停滞に伴い購入を見送った経緯がある。次年度、ノートパソコンを持参し共同研究者とともに、分析をする予定であるため、軽量かつスペック、セキュリティーの高いパソコンを購入する予定である。 また、レーザープリンターの感光体ユニットの交換等が今年度はなかったため、次年度確実に行う必要がある。
|
Research Products
(1 results)