2018 Fiscal Year Research-status Report
ICTを活用した実習指導者のためのネットワークシステム構築に向けた基礎的研究
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17K12138
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
佐々木 史乃 順天堂大学, 保健看護学部, 非常勤講師 (20596332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 淳子 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (50329520)
藤尾 祐子 順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (60637106)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 臨地実習指導者 / キャリア発達 / ICT / 臨床看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、臨地実習指導者を担う臨床看護師が、成人学習者の特徴を踏まえ、自己のペースで主体的にリアルタイムかつ自由な時間や場所で学習ができ、ひとりひとりの成人学習者が持っている豊かな経験を交流しあえ、自己成長を促進できる場をICTの活用によって実現させることを目的としている。 2018年度は、研究遂行のために研究計画の再検討を行い、倫理審査からの承認を得た。また、文献の整理や学会参加による情報交換を行い、研究計画に役立つディスカッションを行うことができた。さらに、研究者間のミーティングも2~3ヶ月に1回の割合で実施し、十分な検討もできた。 2019年度は、臨地実習指導体制、臨地実習指導者への支援、システムへのニーズに関する100施設を対象にキャリア尺度に関する質問紙調査および自記式質問紙調査を実施する。さらに、15名程度の実習指導者を対象に、フォーカスグループインタビューを実施し、質的にもシステム構築へのニーズを調査する。 2018年度は、2019年度からすぐに研究に着手できるような研究環境を整えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は、アンケート調査を予定していたが、さらなる研究結果を追求するために、併せてインタビュー調査も計画に組み込むこととなり、再度研究計画の練り直しを行った。当初は、病院に勤務する実習指導者を対象としていたが、実習指導に携わるすべての実習指導者に対象者を拡大した。また、アンケート調査のみを計画していたが、ICT活用に関してのより詳しい要望や活用できるシステムを構築するためにはインタビュー調査の必要性が生じたた。よって、インタビュー調査は、個別調査ではなく、フォーカスグループインタビューで実施し、語りの中からデータを収集する計画へと変更した。その結果、倫理審査への申請時期が予定より遅れ、実際の調査は次年度に繰り越すこととなった。倫理審査への申請と承認までは終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査委員からの承認は得ているため、次年度は、アンケート調査およびインタビュー調査の実施が計画されている。対象者へのアンケート調査の配布の準備は終了しており、直ちに郵送が可能である。7月までにデータ回収を行い、分析・考察を行う。 フォーカスグループインタビュー調査は、8月に実施予定である。15名の臨地実習指導者を対象とする。5~6名のグループに分け、研究代表者と研究分担者がファシリテーターとなり実施していく。 アンケート調査およびフォーカスグループインタビューの結果を研究グループ内で考察・分析を行い、研究グループ内で論文作成まで練る。研究成果の学会発表を考えている。そのための抄録作成を行い、学会発表後は、論文の作成に着手する。
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Causes of Carryover |
今年度は、研究の練り直しを行い実際のデータ収集は次年度に繰り越された。そのため、次年度は、インタビュー調査およびアンケート調査の2本立てでの研究を計画しているため、それらの研究に要する予算を繰り越した。使用計画は、データ収集と分析に要する費用と論文の作成及び学会参加に係わる費用を考えている。
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Research Products
(1 results)