2020 Fiscal Year Research-status Report
中小規模病院における成人看護学実習指導体制モデル構築のための基礎的研究
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17K12145
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Research Institution | Sonoda Women's University |
Principal Investigator |
堤 かおり 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (20327480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 ふさえ 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70286425)
関戸 啓子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90226647)
植村 小夜子 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (10342148)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 成人看護学実習 / 成人看護学 / 指導体制 / 中小規模病院 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,中小規模病院における成人看護学実習の指導体制,指導内容,ニーズ,指導上の困難から,指導上の問題を明確化し,中小規模病院において実施可能な成人看護学実習指導体制モデルを構築することを目的としている。H29年度は、指導内容,ニーズ,指導上の困難の質問紙作成のために、研究協力に同意した病院において、成人看護学実習を担当する臨地実習指導者または指導経験のある看護師(臨床経験3年以上)14名を対象として,H29年1~2月にかけて半構成インタビューを行った。その結果、臨床指導に関わる人的問題が最も大きいことが明らかとなった。また、臨床指導者-教員における学生の特徴の共有、さらに責任範囲の明確化、臨床指導者-スタッフ間の情報共有などの問題もあった。令和1~2年にインタビュー結果から質問紙を作成した。この質問紙は【学生特性への戸惑い】11項目、【学生指導に専念できる時間的余裕のなさ】5項目、【実習を担うことの業務上の負担】8項目、【指導者-教員間のコミュニケーション不足】12項目から構成している。調査対象施設の選択は終了、調査実施の準備段階である。その後、中小規模病院を対象とした全国調査を行う予定であったが、令和2年、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、実施計画が進まなかった。そのため、令和3年に実施、終了予定である。これまでの結果については、日本看護科学学会、EAFONS Conference、世界科学学会など、国内外の学会にて報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
データ収集プロセス(病院への依頼・承諾、対象者選択、データ収集)の実施が予定より時間を要したことに加え、質問紙による全国調査が新型コロナウィルス感染症の影響から計画通りに進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの結果から質問紙による全国調査を実施する予定である。また、研究代表者、分担者らの研究会を定期的に開催する。
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Causes of Carryover |
研究計画が予定通りに進まなかった。
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Research Products
(1 results)