2017 Fiscal Year Research-status Report
Development of the "promotion e-learning system to see" of the nursing in the medical big data era
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17K12195
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
伊津美 孝子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (20467369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70285360)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | eラーニング / 見える化 / ネットワーク / 役割課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
H28年に開発し実践したワークショップ型とeラーニング型の研修を合わせたものをブレンディッド型の「看護管理情報活用力向上のための研修プログラム」の学習効果を明らかにするために「管理者の看護管理情報活用力尺度」を開発し,研修前,研修3ヶ月後に調査した結果を分析した.その結果,学習者A群(コンテンツ制作をした看護管理者),B群(施設のその他の管理者)ともに,研修後の看護管理情報活用力は,【第1因子】「安全スキル」と【第3因子】「基礎的知識」が最も向上していた. 学習者群別にみると,A群は,【第1因子】「安全性スキル」と【第3因子】「基礎的知識」,学習者B群は,【第3因子】「基礎的知識」と【第4因子】「情報共有」がそれぞれ向上していた. 学習者A群,B群に共通して,【第3因子】「基礎的知識」が向上していたことは,役割課題を解決するために情報の再収集や分析,発信などを行ったプロセスの中で,情報活用の基礎的知識が向上したと考えられる.以上の結果から「ワークショップ型とeラーニング型の研修を合わせたものをブレンディッド型の「看護管理情報活用力向上のための研修プログラム」は,臨床現場の忙しい管理者たちが効率よく協働活動を通して研修できると考える. 平成29年度の計画では,、さらにこの「情報活用力変革プログラム」に能動的な学習を追加するための学習支援機能の検討と仕様を確定することであったが,多忙な臨床において「問題解決型」のコンテンツ制作には制作時間の確保の問題があり,今後の研究計画の修正が必要となった.そこで,コンテンツの内容を「問題解決型」のものから「臨床看護研究の院内における看護の見せる化」に変更することとした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成29年度は,平成28年度に開発したワークショップ型とeラーニング型の研修を合わせたものをブレンディッド型の「看護管理情報活用力向上のための研修プログラム」をもいいて実践した結果を調査し,さらに研究者が開発した「管理者の看護管理情報活用力尺度」を用いて評価を行った.しかし,今年度計画していた研究協力施設の体制の変更により、研究協力が困難な状況となったため、新たに研究協力施設開拓に時間を要したため,研究は予定よりかなり遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度については、平成29年度より研究協力施設の開拓を行い、新たな協力施設を確保できたため、すでに倫理申請の準備を進めている。研究計画の実施は、臨床の煩雑さなどを検討した結果、計画を変更した。地域へのネットワークを拡大する前に施設内におけるeラーニング活用の推進を測るために、新たな問題解決型のコンテンツの制作から、既に外部で発表しているデータを元にコンテンツを作成し、視聴制限などを策定した上で実施する。アウトカムとして、視聴状況をアクセスログ分析、視聴後の行動変容の内容、eラーニングの活用調査を質問紙調査で実施する予定である。システムは既存のシステムを活用する。
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Causes of Carryover |
平成29年度は、研究協力施設の協力が得られなかったため施設開拓を行ったが、獲得できずに研究が進まなかった.平成30年度は、新たに研究協力施設が開拓できたため、平成29年度の計画(計画修正も含めて)遂行していく予定である。eラーニングシステムの見直し、コンテンツの制作にかかる費用、研究結果の随時発表(国内,国際学会、交流会)に関わる旅費、宿泊費、参加費,さらに研究協力施設の追加開拓に関わる費用など、研究を積極的に進めていく.
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Research Products
(1 results)