2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the "promotion e-learning system to see" of the nursing in the medical big data era
Project/Area Number |
17K12195
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Research Institution | Japan Healthcare University |
Principal Investigator |
伊津美 孝子 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (20467369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 由貴恵 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70285360)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護の見える化 / eラーニング / 問題解決 / 情報の共有 / 研究の成果活用 / 臨床看護研究 / 協働学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、医療ビッグデータ時代における看護の「見える化」推進eラーニングシステムの開発である。病院内の看護職員や他施設あるいは教育機関等の異施設から提供された学会等で発表済みのPPT(Power Point)を動画教材化し、その研究成果を臨床実践活用できる仕組みの構築を試みた。本システムの開発により、自施設、部門に留まらず施設を越え看護上の課題共有や問題解決及び研究成果の看護実践への活用推進を期待するものである。2022年度は新たに研究施設を開拓し、2病院を確保した。方法は、提供されたPPTを動画教材化し、開設したホームページで視聴し書き込みによる発表者との双方向性ディスカッションが可能なシステムを構築した。 学修コンテンツは、臨床の学修ニーズを取り入れ、在宅看護(2022年12月に日本看護科学学会で発表済)2題、臨床看護(看護管理)1題を動画教材化した。ホームページのURL・QRコードを事前に知っている研究協力者のみが視聴できるシステムである。ホームページは、TOPページに本研究の動機、背景、意義等の説明、視聴ページは、視聴方法、調査内容(勤務年数、視聴した内容に関する質問や感想、研究成果の実践での活用やシステムに関する感想、意見)を求めるページとした。 結果、本システムについて「病棟でも取り入れられそうな取り組みだと思う」「情報共有の一層の深化が期待できありがたい」「このシステムは参考になり大変興味深い」「療養病棟は、経験知が様々なスタッフが多く参考になる。今後このようなシステムが活用されれば医療の現場ではスキルアップに繋げられるのではないか」「データを元にわかりやすくまとめられており新たな学びになった」「このような共有はありがたいと思う」等ポジティブな意見が得られた。 今後の課題は、より多くの看護職員や異施設の協力を得て本システムの改良を続けていくことである。
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