2017 Fiscal Year Research-status Report
事前学習用eラーニングを活用した脳神経科シミュレーションプログラムの有効性の検証
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17K12219
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
益田 美津美 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (60384153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 文乃 (櫻井文乃) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 講師 (10611238)
山本 宗孝 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50338414)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 周術期看護学 / シミュレーション教育 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、基礎的研究として開発、実施した脳神経科シミュレーションプログラムに、事前学習用eラーニング教材を取り入れ、その有効性を検証することを目的とし、急変に遭遇する機会の多い脳神経科領域における看護師の臨床実践能力の向上を目指すものである。 研究初年度である平成29年度は、Neuro Sim事前学習用eラーニング教材に有効な要素・方法の抽出と学習課題を明らかにするために、医学、看護、教育等の分野で広く文献検索した。また、研究計画に基づき、ハワイ大学SimTikiシミュレーションセンターならびにハワイ大学看護学部にてJP SWIMに参加し、ハワイ大学の教員より本研究に関するスーパーバイズを得た。また学習ニーズについて質的調査を実施した。 今後は、次年度に向け、海外視察、文献検討、質的調査の結果を統合し、eラーニング教材を作成していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画通り、海外視察、文献検索、質的調査は実施したが、それらの結果をまだ十分に統合できていないことを鑑み、(2)おおむね順調とした。
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Strategy for Future Research Activity |
研究はおおむね順調に進展しているため、今後も当初の計画に基づき進めていきたいと考えている。教材の目的、目標、内容を明確化することで、学習者が到達目標を段階的に達成でき、知識、アセスメント力、論理的・臨床的思考の統合に至るような教材にしたい。
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Causes of Carryover |
次年度は、eラーニング教材の作成を実施する予定である。次年度分の交付予定額は申請時より削減されているとともに、教材作成に費用がかかることが予測されるため、今年度分残金を教材作成のための費用にあてたい。
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