2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an interactive support model to foster the wisdom of surviving with cancer as perceived by participants living in the community
Project/Area Number |
17K12246
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田村 恵子 京都大学, 医学研究科, 教授 (30730197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 知佳 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40584842)
吉岡 さおり 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (60454881)
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
清原 康介 大妻女子大学, 家政学部, 講師 (80581834)
本間 なほ (ほんまなほ) 大阪大学, COデザインセンター, 教授 (90303990)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | スピリチュアルケア / がんサバイバー / 哲学対話 / SCoI / 生きる知恵 |
Outline of Annual Research Achievements |
①-a がんサバイバーの生き抜く力を育むSCoIを基盤とした哲学対話プログラムの開発・実施【1班】:プログラムを実施するコミュニティである「ともいき京都」の参加者が生きる知恵をどのように認識しているのかを明らかにするため、参加者が考える生きる知恵についてのインタビュー調査を平成2019年9月~12月に実施した。2021年2月に分析を終了し、以下の結果が得られた。生きる知恵として26個のコアカテゴリーが抽出され、そのうち、参加者の思いや行動に関するものが20個、対話型支援に関するものが6個であった。参加者の思いや行動に関するコアカテゴリーには【理不尽な現実に納得できず抗う】【自分だけが辛いのではないと思える】【社会との疎外感から自己価値を失う】【がん体験者である自己を肯定できる】が含まれていた。また、支援に関するコアカテゴリーには<体験者同士の対話と繋がり><心地よく受け止められる><自由に思いを語れる>が含まれていた。 ①-b 「ともいき京都」で活動する援助者養成プログラムの開発・実施【2班】:SCoIに基づく対話体験と、対話的態度を身に着けるプログラムの開発。2017年9月に「ともいき京都」のスタッフを対象に予備調査を実施。その結果、講義内容(がんの基礎知識)の理解度、対象者の対話体験の特徴、自由記載等から本プログラムの実施可能性が示唆された。 ②がんサバイバーの生き抜く力を育むスピリチュアルケアプログラムの開発・実施【3班】:2020年12月対照群のデータ収集の完了し、介入群のデータ収集が目標数に満たない状況である。昨年よりCOVID-19感染症予防対策のため実施施設での対象者登録が困難な時期があったため、研究期間を延長して継続している。
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Research Products
(5 results)