2019 Fiscal Year Research-status Report
母親としての自信獲得を目指したエンパワメント向上の為の看護介入プログラムの構築
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17K12332
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
加藤 陽子 久留米大学, 医学部, 講師 (70421302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 光子 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90249607)
岡村 光子 久留米大学, 医学部, 助教 (70806687)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 初産婦 / 母親役割 / エンパワーメント / トランジション |
Outline of Annual Research Achievements |
初産婦のトランジションを明らかにし、エンパワーであることを確認するために、初産婦のインタビューを行うこととした。インタビュー内容は、 「出産後から親という役割になじんでいくプロセスでの中の親としての経験、振る舞い、子どもと及び周囲との関係はどのようなものであったか」という母親役割の移行時に何が起こっているかであった。 インタビューのリクルートは、離乳食教室、ブックスタート、4ヵ月健診でおこない、産後3~6か月の女性21名が対象となった。インタビューは1対1の個別インタビューとし、お子さんも共にインタビューを受けるかたがほとんどあった為、ベビーシッターを準備してインタビューに臨んだ。インタビュー時間の平均は31.9分であった。 対象者の概要は、年代:20歳代10人、30歳代10人、40歳代1人、産褥月数:3ヵ月1人、4ヵ月6人、5ヵ月11人、6ヵ月3人、婚姻状況:既婚20人、未婚1人であった。初めて親になる女性のトランジションの概要として、対象者から得られたコードは366、≪サブカテゴリー≫は81、ここから6つの【カテゴリー】が導き出された。カテゴリーは【親としてのアイデンティティを形成している過程での経験】、【親である自分の役割】、【親としての能力】、【親としての振る舞い】、【子どもとの関係性】、【周囲の人との関係性】であった。この結果のサブカテゴリーを基に、量的検討の際に、用いる質問項目(案)を作成した。質問項目(案)は、内容妥当性の確認のために、母性看護学の専門家10名との意見交換を行った。その結果81項目の質問を考案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理委員会へ、インタビュー調査時に1度、2度目をアンケート調査の時に行う予定としており、委員会との調整に時間を要し、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
母親のエンパワーメントを主題としているが、その背景には、母親役割になじんでいくというトランジションを抜きでは考えられない。母親役割になじんでいく状況は、インタビュー結果から得られたデータの質的分析を行い、明らかになってきている。次は、このデータをもとに、トランジションのどの段階にあるのか、母親役割になじんでいるかのアセスメント指標となるアンケート(尺度)を作成する予定である。また、トランジションに影響を与える因子も明らかにする予定である。
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Causes of Carryover |
当該年度に予定していた、3月の日本助産学会(新潟県)の参加が、新型コロナウィルス感染拡大により、インターネット学術集会に変更になった。そこで、旅費が不要になり予定金額より差額がでたことにより、次年度使用額が生じた。
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Research Products
(2 results)