2017 Fiscal Year Research-status Report
網膜芽細胞腫をもつ乳幼児の発達促進のための長期フォローアップ体制の基盤構築
Project/Area Number |
17K12373
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
永吉 美智枝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30730113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 衣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90389734)
瀧田 浩平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90749392)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 小児がん看護 / 網膜芽細胞腫 / 長期フォローアップ / 発達 / 育児支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児がん治療施設の医療従事者、全国の保健医療福祉職による網膜芽細胞腫(以下、RB)の長期フォローアップ体制の基盤を構築するという本研究の目的に基づく文献検討および検討会議を行い、3種類の調査について、順次、研究計画書を作成し、所属施設の倫理委員会へ申請、承認を得た。調査1は、RBをもつ幼児期から学童前期の患児の母親を対象に、患児に自己の身体の理解を促すための説明方法と難しさに関するインタビュー調査を12月より開始し、初年度は5名の対象者の同意を得て1名の調査を実施した。調査2は、乳幼児期に眼球摘出を受けた患児の義眼のセルフケア獲得への母親の関わりのプロセスと難しさに関するインタビュー調査を7月より開始し、初年度は14名の対象者の同意を得て調査を実施した。調査は対象者の希望日時と場所を設定し、地方の居住地域に訪問して調査を実施する割合が多かった。調査3は、父親が認識するRBをもつ乳幼児の特性と養育に関連する心理に関する質問紙調査を4月より開始する準備を終えた。調査2,3は家族会の協力を得て、実施している。家族会が主催する学習会に2回参加、10月にThe 49th Congress of the International Society of Paediatric Oncology (SIOP) ,Washington D.C.に参加し情報収集を行った。さらに、本研究の前段階の調査の分析結果について、国際学会へ演題を申請した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度に計画していた3種類の研究計画の倫理審査を終了し、調査1,2の調査を開始できた。調査2が予測以上に進行し、調査3は4月から調査開始準備が整っていることから、全体として研究は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
希少疾患であることから、リクルートの状況に変動が予測されるが、リクルートおよび調査を継続して進める。調査1,2は順次分析を進め、30年度内にデータ収集の終了を目指す。調査3のデータは縦断調査であるため、31年度内の調査終了を目指し、リクルートおよび調査を進める。平成30年度までに得られた結果の分析を進め、国際学会での演題発表を目指す。
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Causes of Carryover |
3月に地方への調査旅費を使用したが、残額以上の使用額であったため、4月分として計上予定である。
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