2017 Fiscal Year Research-status Report
医療ニーズの高い子どもや家族「参加型」の訪問看護サービスの質評価指標の開発
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17K12383
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| Research Institution | Mukogawa Women's University |
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Principal Investigator |
阪上 由美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (60711512)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小平 由美子 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (30554886)
小西 かおる 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60332376)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 医療的ケア児 / 訪問看護質評価指標 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、医療ニーズの高い子どもや家族に対する訪問看護サービス質評価指標を開発するための第一段階として、サービス質評価指標のプロセス評価項目を明らかにするために国内文献検討を行った。分析方法は、対象とした文献を平成27年老人保健健康増進事業「訪問看護ステーションにおける事業所自己評価のガイドライン」における「プロセス」３要素ごとに内容を分類した。結果、「利用者等の状況に応じた専門的サービス」要素は、「生活に密着した在宅生活の移行支援」、「子どもの状態のアセスメントと効果的な援助」、「子どもの成長発達や生活状況の変化に合わせた家族のケア能力向上への支援」などの８カテゴリーが抽出でき、うち４つは家族への支援であった。「多職種・多機関との連携」要素は、「医療・保健・療育・福祉・教育機関との切れ目のないケアの提供」などの３カテゴリーが抽出された。「誰でも安心して暮らせるまちづくりへの参画」要素は、「小児訪問看護未経験のステーションを育てる支援システムの構築への参画」などの３カテゴリーが抽出された。
文献検討と同時に、医療ニーズの高い子どもや家族「参加型」の訪問看護サービス質評価指標の項目作成と精選のために、医療ニーズの高い子どもへの看護実績のある訪問看護ステーションの管理者15名に、訪問看護に必要である「ストラクチャー」「プロセス」要素についてインタビューを行った。また、当事者である医療ニーズの高い子どもの家族11名にも、「アウトカム」要素についてインタビューを行った。その結果をもとに、現在、訪問看護サービス質評価指標を作成している状況である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビューの協力依頼や手続きに時間を要したため、インタビュー調査が申請時の時期よりも遅れた。しかし、インタビューはすべて終了しており、現在、インタビューデータから訪問看護サービス質評価指標の「ストラクチャー」要素、「プロセス」要素を抽出をしている状況である。また、分析結果の一部を12月の学会で発表する予定である。訪問看護サービス質評価指標の項目精選は10月末までに終了し、その後関西の訪問看護ステーションにパイロットスタディを実施することになっている。研究期間内に平成30年度に予定している研究計画は完了する予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
訪問看護サービス質評価指標の「ストラクチャー」要素、「プロセス」要素、「アウトカム」要素の精選を円滑に行うために、研究協力者の訪問看護ステーション管理者に評価項目の精選依頼を早急に行う。同時に、パイロットスタディに必要な倫理審査に関する書類の作成や調査票作成、調査票配布先の訪問看護ステーションの選定は、他の研究分担者、研究協力者と連絡を密に取り、円滑に行う。
調査票の印刷、郵送作業、結果入力の委託を業者に依頼し、入力後のデータは、研究分担者が分析し、他の研究協力者との連絡を密に取り、分析結果から訪問看護サービス質評価指標の項目検定を行っていく。
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| Causes of Carryover |
訪問看護サービス質評価指標の精選を行うために、研究協力者である訪問看護ステーション管理者への謝金と専門家会議の室料に使用する。同時に、パイロットスタディ―に必要な質問紙印刷、郵送作業、結果入力の委託料や通信費（切手代、後納）に使用する。また、平成29年度実施したインタビュー結果の分析から得られた、訪問看護サービス質評価指標の項目内容を国内・国外学会で発表するための費用として使用する。
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Research Products
(1 results)
