2017 Fiscal Year Research-status Report
エゴマ油を用いたMIND食による軽度認知障害の認知機能への影響
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17K12411
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
山下 一也 島根県立大学, 看護学部, 教授 (30210412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 道男 島根大学, 医学部, 特任教授 (70112133)
松本 亥智江 島根県立大学, 看護学部, 准教授 (70262780)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 認知症予防 / 認知機能 / ω3脂肪酸 / エゴマ油 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
エゴマ油を用いたMIND食(マインド食)による軽度認知障害の認知機能への影響について、邑智郡川本町をフィールドに対象者40名を設定し行っている。2017年9月に認知機能、血液検査などの検診を行い、10月から月1回のエゴマ油を用いたMIND食の料理教室を開催している。町内の対象地域の3公民館全てを結んで、同時中継でWeb会議システムを使って開催する予定であったが、費用面からSkype(スカイプ)を使用したビデオ通話により2元中継にて開催している。MIND食のメニューについては管理栄養士が作成しており、対象者の口に合ったメニューを提供している。MIND食は、地中海ダイエットとDASHという高血圧症を防ぐための食事法を組み合わせた食事療法であり、毎日取り入れる食べ物として、緑黄色野菜やその他の野菜、ナッツ類、ベリー類、豆、玄米や全粒粉の小麦などの全粒穀物、魚、鶏肉を入れている。オリーブオイルの代わりに、エゴマ油を使用している。避けてもらう食べ物として、赤身の肉、バターやマーガリン、チーズ、パン菓子やスイーツ、揚げ物やファストフードを指定している。また、対象者は毎日の食事日誌を作成し、管理栄養士が毎月遵守度(コンプライアンス)を評価している。2018年9月に1年目の評価をしていく予定である。なお、現在までの所、脱落者はなく、2箇所の公民館での料理教室についても運営については問題は無い。さらに、健康状況においても特に問題点は無い。尚、検診結果については全員に既に郵送した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
邑智郡川本町をフィールドに対象者40名を設定し行っているが、対象者の応募が当初設定した数よりは少ない。また、町内の対象地域の3公民館全てを結んで、同時中継でWeb会議システムを使って開催する予定であったが、費用面からSkype(スカイプ)を使用したビデオ通話により2元中継にて開催している。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度も同様の方法で月1回の料理教室を運営して、検診も年1回行って行く予定である。
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Causes of Carryover |
料理教室施行の際の物品費について予想以上の費用になったことが原因である。今後、材料費についての検討を行い、計画通りに施行していく。
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Research Products
(2 results)