2019 Fiscal Year Research-status Report
Best evidence project on guideline development with multiple evidence end of life care in older people with dementia
Project/Area Number |
17K12440
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
今野 理恵 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (10341372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日野 徳子 関西国際大学, 保健医療学部, 講師 (60775047) [Withdrawn]
山川 みやえ 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (80403012)
伴 美由紀 兵庫大学, 看護学部, 助手 (20780919) [Withdrawn]
牧本 清子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80262559)
松下 由美子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50331806)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アドバンスケアプラン / 認知症 / システマティックレビュー / アンブレラレビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
アドバンスケアプランについてのアンブレラレビュープロトコルがJBI Evidence Synthesisにアクセプトされた。その後のレビューの進捗状況は、主要データベース検索はMEDLINE, CINAHL, EMBASEその他の検索が現段階で完了し、補足としてGray LiteratureをMEDNARを用いて検索した(レビュー投稿の直前に、最終検索を実施予定)。これらの結果から、レビュープロトコルのPICOに合致すると思われるものを選択し、JBI SUMARIのチェックリストを用いて研究の質の検証を行い、データ収集と分析統合、レポート作成を行っている。2020年秋の海外学会でPreliminary 結果の発表へ向けて投稿を予定していたが、Covid-19の影響で学会そのものが中止となってしまった。日本語文献のレビューについては検索結果、PICOに合致する論文の質と量の不足から、単独のレビュー論文とし進めることは中断している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
例年、業務の関係上、12月~3月に主に研究に集中して取り組めるが、今年度に限ってはCovid-19感染症の影響で、オンライン授業への転換をはじめとする調整で右往左往しており、集中して研究に取り組む環境の確保が難しかった。 プロジェクトの進捗状況としては、英語版のレビュー研究は着実に進行しているが、日本語文献のレビューは中断している。また、Covid-19感染症の影響で、医療現場との実装プロジェクトまでは当該研究の期限内で難しくなっており、方向性を検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は英語文献のレビュー研究のJBI Evidence Synthesisへの投稿から採択までを現実的な最低ラインの目標とする。 日本語文献のレビューは、日本語文献自体の数と質の問題があり、単独のレビュー研究として行うにはエビデンスの蓄積状況をみて検討する。 今後、エビデンス実装プロジェクトへ進めていくにあたって、2020年度はCovid-19の影響で当面は病院との調整も難しいため、2021年度以降への延期も検討する。
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Causes of Carryover |
オーストラリアの研究者との打ち合わせ費用が必要となる予定だったが、別件で渡豪した際に打ち合わせを実施できた。また、ノートパソコンを購入予定だったが申請時期が遅れてしまい科研費以外の研究費を使用することになった。さらに、共同研究者1名の転勤によるプロジェクトからの離脱があり、分担金が不要となった。年度終盤にかけてのCovid-19 対応で研究環境の確保が難しかったことも執行率に影響した。 2020年度は可能な限り早期に業務調整を行い、例年、年度の後半しか本格的な研究活動に入らないところ、前半から進める予定である。延長年であるが、共同研究者の追加を検討している。Covid-19の影響で2020年度の実装プロジェクトは困難が予想されるため、レビュー研究を補強する方向性で予算執行の計画を立てていく予定。
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