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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Development of program for improving ability of emotional utilization among alcoholics

Research Project

Project/Area Number 17K12458
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

木原 深雪  九州大学, 医学研究院, 助教 (70515080)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北岡 和代  公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywordsアルコール依存症 / 感情活用能力 / KJ法 / 教育プログラム / アルコール依存症自助組織 / 中間施設
Outline of Annual Research Achievements

アルコール依存症の治療や回復は断酒や減酒し続けることを前提として前進する。しかし、酒を飲んでも飲まなくても感情的な問題を抱えるアルコール依存症者は、単に減酒や断酒しただけでは依存症の問題は解決しづらい。2021年はこれまでの成果のまとめを行い、当事者が感情面の問題を解決するためにどのようなことを行っているのか、感情面でどのような支援が考えられるのか、プログラムの方向性を検討した。
アルコール依存症者の感情活用能力育成プログラムを作成のためのアセスメントとしてアルコール依存症からの回復のための自助組織あるいは中間施設に関与している研究参加者が日頃実践している感情の問題への対処の方法や体験についての面接調査を行った。KJ法に基づいて得られたデータを分析し、アルコール依存症者の感情活用能力育成プログラムの本質的な内容を示すカテゴリー同士を図式化しプログラムの構造を検討した。次にアルコール依存症からの回復の初歩段階の人を対象としたプログラム案を試作した。プログラムの概要は回復初歩段階の事例7例の物語のなかに、アルコール依存症は何を生活や人生にもたらす病気なのか再飲酒をどう防ぐか、感情の問題について、異和感について、生活上の注意点(焦らないこと、夕方は気を付けることなど)、自助グループでの活動や当事者文化について、アダルトチルドレンについて、人間関係の問題について、回復のために必要なことを盛り込んだ。プログラムの理解を促進するために、文字情報だけでなく視覚的情報も用いるためにイラストや劇画も作成した。プログラムは紙媒体のテキストを用いた対面で行う形式を想定していたが、プログラムを作成している途中で新型コロナウイルスの世界的パンデミックとなり、人々の生活習慣が変化したことに対応できるよう、作成したプログラムを修正する必要が生じた。

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Published: 2022-12-28  

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