2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of aspiration pneumonia Screening and Prevention Program for Elderly requiring long-term care at home
Project/Area Number |
17K12470
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
山根 由起子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80745282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山脇 正永 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30302855) [Withdrawn]
松田 剛 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70422376) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 誤嚥性肺炎 / 要介護高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は在宅および居宅で生活している要介護(要支援含む)高齢者の誤嚥性肺炎の要因を明らかにすることを目的にコフォート調査を行った。研究対象は地域在住要介護高齢者103名で、属性、摂食嚥下機能、口腔機能、栄養状態、身体の動き、筋力などデータ収集を行った。その後、誤嚥性肺炎発症の有無をアウトカムとして、誤嚥性肺炎発症時点または2020年3月末の時点でコホート調査を打ちきりにした。 その結果、誤嚥性肺炎発症群が12名で非発症群が91名であった。両群比較のため単変量解析を行い、誤嚥性肺炎群に多かったのは、性別が男性、EAT-103点以上で誤嚥のリスクがある、FOISの摂食レベルが低い、反復唾液嚥下潜時1回目が長い、咀嚼能力レベルが低い、両臼歯による咬合状態が不良、ガラガラ含嗽が不可能の変数で有意差(p<0.05)を認めた。また、欠損値のある項目で有意差があった変数の舌圧は14人の欠損値があり、MAR:missing at randomで多重代入法(MI:Multiple Imputation)による解析をSPSS Missing Valuesで行い、舌圧20未満が多かった(p=0.016)。 これらの項目が地域在住要介護高齢者の誤嚥性肺炎要因となる可能性があり、調査項目を整理して更なる調査を行い、誤嚥性肺炎のスクリーニング項目としての妥当性を検討する。妥当性を検証後、介入プログラムを検討し、コホート調査を行い誤嚥性肺炎発症の有無から予防プログラムとしての妥当性の検証も必要である。本研究では期間を延長してもコロナ禍での実施に制限があり、介入研究まで進めることが難しかったため、次の課題として続けていく。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Japanese clinical practice guidelines for aspiration and pharyngeal residual assessment during eating and swallowing for nursing care2022
Author(s)
Junko Sugama, Misako Dai, Miyuki Ishibasi,Erika Ota,Yayoi Kamakura,Eiichi Saitoh, Junko Fukada, Tatsuto Miki, Mikiko Arita1, Tamae Urai, Yohei Okawa, Aya Kitamura, Toshiaki Takahashi, Nao Tamai1, Itoko Tobita, Hiroshi Noguchi, Masaru Matsumoto, Yuka Miura ,Masako Kurachi, Yukiko Yamane et al.
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Journal Title
Japan Journal of Nursing Science
Volume: 19
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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