老母親を在宅介護する統合失調症者の地域生活継続のための支援方法の開発

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K12478
• Research Institution: Okinawa Prefectural College of Nursing
• Principal Investigator: 大川 嶺子 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (50162558)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 山口 初代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007) [Withdrawn] ; 大湾 明美 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 統合失調症 / サポート授受 / 親の介護 / 在宅介護 / 地域生活の継続

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、老母親を在宅介護する統合失調症者と介護を受ける母親とのサポートの授受に着目して、統合失調症者が安定して地域生活を継続する支援方法を開発することである。
研究計画では、障害者サービスを利用する子供を入り口にして対象者母子を選定するとしていたが、母子二人を同時に面接できるケースが少なかったため、対象者母子を確保するために選定範囲を拡大して、対象者確保および面接依頼を行っている。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

母子双方に面接できたケースが少なく、選定範囲を広げて対象者確保に努めているが、コロナ感染流行が収束しないため、母親もしくは統合失調症者である子供、双方の面接承諾を得ることがむつかしく、新規の対象者の確保に苦慮している。

Strategy for Future Research Activity

これまで対象者選定を依頼した事業所に加え、新規の事業所を開拓して情報収集し、対象に該当する母子を確保する。面接の実施はコロナ感染の状況を見ながら行い、また、Zoomなど遠隔での面接方法を提案して面接の了解を得て、面接を行えるようにする。

Causes of Carryover

理由：コロナ流行により対象者確保が充分に行えなかった。また、学会発表が行えなかった。
使用計画：対象者を確保して面接を行い、データ整理を進める。面接内容の文字化、報告書作成、印刷代、学会発表経費。