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2017 Fiscal Year Research-status Report

認知症の介護者男性のためのアンガーマネージメントによる虐待防止プログラム開発

Research Project

Project/Area Number 17K12517
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

西尾 美登里  福岡大学, 医学部, 助手 (20761472)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木村 裕美  福岡大学, 医学部, 教授 (00301359)
緒方 久美子  福岡大学, 医学部, 准教授 (00309981)
坂梨 左織  福岡大学, 医学部, 講師 (20569644)
尾籠 晃司  福岡大学, 医学部, 准教授 (40211817)
久木原 博子  福岡大学, 医学部, 教授 (50268950)
大上 渉  福岡大学, 人文学部, 准教授 (50551339)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords虐待の有無 / 虐待したくなる状況 / 妻や母への思い
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度の計画に沿って、当研究の倫理審査は済んでいる。認知症の女性を介護する家族男性を対象としたデータは、総計489名であった。加えて介護未経験男性101名についても調査を実施した。まず研究Ⅰとして、介護未経験者101名と介護経験男性のうち虐待について記載された者(以下介護経験者)99名との差の検定を行った。内容は楽しみの数、健康状態、経済状態、同居者数、家族内からの情的支援数、家族外からの情的支援数、自尊心感情、うつ症状とした。介護未経験男性と、介護経験がある男性において、差がみられた内容は、家庭内からの情的支援数と自尊感情、うつ症状であり、すべての内容において、介護未経験の男性が有意に高かった。研究Ⅱとして、男性介護者のうち、虐待の有無による差の検定を行った。虐待有と答えた男性は46名(45.5%)であり、無しと答えた男性は53名(53.5%)であった。内容は、楽しみの数、健康状態、経済状態、同居者数、家族内からの情的支援数、家族外からの情的支援数、自尊心感情、うつ症状、介護期間、介護年数、介護負担感とした。虐待の有無により差がみられた内容は、介護負担感と経済状態であり、2つの内容において、虐待したことないと答えた男性の介護負担感は低く、経済的に問題がなかった。今年度の遂行は概ね順調であり、今後更に虐待したくなる状況などについても分析を重ね、研究を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成29年度は計画に沿って実施できたため。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度の計画に沿って、アンガーマネージメントのpilot studyを実施する。

Causes of Carryover

考察するために、新たに評価尺度と文献の購入が必要となった。対象者の口腔観察をするための人員が必要となった。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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