2020 Fiscal Year Annual Research Report
Support provided by public health nurses for early support for children with Autism Spectrum Disorders, depending on regional characteristics and parental acceptance status
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17K12533
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Research Institution | Kinjo University |
Principal Investigator |
子吉 知恵美 金城大学, 看護学部, 講師 (50363784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 須賀子 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
千原 裕香 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (50738408)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 発達障害児 / 保健師 / 早期支援 / 保護者の受容状況 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度、面接調査は新型コロナ感染症のこともあり、現場に出向いての面接は難しいと考えた。本研究に関しては、面接調査結果を蓄積しており、20事例を超えるため、これまでの面接調査結果から地域特性を踏まえた保健師による支援としての34項目を選定し、機縁法にて118ヵ所455件の質問紙調査を実施することとした。このことから地域特性を踏まえた保健師による支援実践の概要を捉えた。また、これまでの面接調査結果から質的分析結果とテキストマイニング分析による混合法で支援実践の構造の明確化を行った。発達障害児支援を行っている保健師20名への面接調査結果から3,936件のデータが抽出された。保健師による支援実践の記述内容から、発達障害児の家族への支援として、記述例からサブカテゴリ< >、カテゴリ【 】にまとめた。発達障害児の家族への支援としては、【家族の気づきを支援する】【支援体制を整える】【家族の思いを支援する】などがあった。記述データ3,936件の形態素解析後に抽出された形態素は、総抽出後数1,493件であった。共起ネットワークでは、農村部(白)は、「お母さん」「子」「保育」がつながっており、都市部(黒)は、「発達」「療育」「センター」があり、双方ともに「障害」「支援」がある。また、それぞれの出現語同士の相関係数が線上に記入されている。また、語の出現数に合わせて円のサイズが変化し、円が大きいほど語の出現数も多いことを表している.これらの結果も含めて今後検討していきたいと考える。 これまでの面接調査結果から得られた内容をもとに、地域特性や保護者の受容状況に応じた発達障害児の早期療育に向けた保健師による支援として、パンフレットの作成を行った。1部の地域の実践を参考に、様々な地域での参考になると思われる内容をまとめ、関係各所に配布をした。
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