2020 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of daily carbohydrate intake on the variability in muscle glycogen recovery after exercise
Project/Area Number |
17K13204
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
塩瀬 圭佑 宮崎大学, 教育学部, 講師 (70708106)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 筋グリコーゲン / 糖質摂取量 / カーボローディング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、習慣的な糖質摂取量の多寡が糖取り込み能と筋グリコーゲン回復に及ぼす影響を明らかにすることである。 本年度は、昨年度から継続して、習慣的な糖質摂取習慣の多寡がカーボローディング時の筋グリコーゲン超回復率に及ぼす影響を検討した。本年度の研究では、成人男性8名を対象に、食事記録法及び秤量法により習慣的な糖質摂取量を調査した。その後、長時間高強度運動を実施し、72時間のカーボローディング(糖質摂取量 12g/kg/日; 12 g条件)を実施した。 本研究の結果は、昨年度に実施した72時間カーボローディング(n=6, 糖質摂取量 8g/kg/日; 8 g条件)の結果と併せて解析を行った。食事調査の結果をもとに、糖質摂取量 5g/kg/日を基準とし、習慣的な糖質摂取量が多い群と少ない群に分けた(各群n=7, [8 g条件, n =3; 12 g条件, n=4])。筋グリコーゲン貯蔵量の増加率は8g及び12g条件でZスコア化し、習慣的な糖質摂取量が多い群と少ない群で比較した。72時間後の筋グリコーゲン貯蔵量は、カーボローディング前に比べて8g条件では1.4±0.1倍、12g条件では2.4±0.8倍まで増加した (いずれもp < 0.05)。習慣的な糖質摂取量が多い群と少ない群の筋グリコーゲン増加率(Zスコア)に有意な違いは認められなかった。 本研究の結果からは、習慣的な糖質摂取量の多寡が筋グリコーゲン超回復率に影響を及ぼすことを示す、十分なデータを得ることはできなかった。
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Research Products
(1 results)