2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Statistical Analysis about the Work-Life-Balance Satisfaction: Evidence from Personnel-Micro Data of a Japanese Company
Project/Area Number |
17K13756
|
Research Institution | Tezukayama University |
Principal Investigator |
井川 静恵 帝塚山大学, 経済経営学部, 教授 (20461858)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | ワークライフバランス / 労働経済学 / 人的資源管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主目的である、職場におけるワークライフバランスの決定要因等を明らかにするため、企業を対象とする調査・データ収集および分析を行った。代表者を含む研究チームは、対象企業と調査に関する打ち合わせを実施し、代表者も参加して意見交換を行った。それを反映させて、従業員を対象としたアンケート調査を行った。得られたアンケートデータと、提供いただいた人事マイクロデータとを合わせて、データを整備した。昨年度執筆して学会誌に投稿した論文は加筆修正作業等を行い、最終的に掲載可の査読結果をいただいた。このデータセットを用いた分析作業は今後も進めていきたい。 また、昨年度同様、対象企業のみのデータ分析にとどまらず、女性を対象としたインターネット調査を行い、女性労働やワークライフバランスに関するデータを得た。このインターネット調査は、代表者が質問項目の調査設計を行ったもので、対象企業調査と比較可能な質問を入れたのみならず、ワークライフバランスの「ライフ」の方の変数を詳細にたずねていることが特徴である。なお、このデータの分析も進め、企業調査の分析を補完ないし補強したいと考えている。このインターネット調査については、昨年度と同一の回答サンプルに対して、およそ1年後にあたる2020年2月に追跡調査を行ったものである。個人を特定したデータセットとなるので、2年分ではあるがパネルデータにした分析を行い、最終年度のさらなるまとめを行うのが今後の展開に関する計画である。 以上について、研究協力者らとの研究会も複数回行った。
|
Research Products
(1 results)