2018 Fiscal Year Research-status Report
高周波パルス法の脊髄後角細胞における鎮痛作用機序の電気生理学的解明
Project/Area Number |
17K15789
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Research Institution | Osaka International Cancer Institute |
Principal Investigator |
大迫 正一 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 麻酔科診療主任 (60582426)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 神経障害性疼痛 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は坐骨神経絞扼モデルラットの坐骨神経にパルス高周波法(PRF)を施行し、電気生理学実験パッチクランプ法にて脊髄後角膠様質細胞の興奮性シナプス電位の大きさ、頻度を測定する。正常ラットおよび、PRFを施行しない群と比較しパルス高周波が脊髄後角ニューロンにおける興奮性シナプス後電流に与える影響を検討することで、PRFの重要な作用機序と考えられる抗侵害受容作用のメカニズムを明らかにする研究である。 坐骨神経絞扼モデルラットに対しパルス高周波法(PRF)を行い、機械刺激に対する閾値測定で治療効果を確認した。現在免疫染色による観察、パッチクランプ法による計測、得られたデータの解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成30年4月から職場が異動となり研究に割り当てられる時間が減少したため。 また得られたデータについて、経時的な変化を観察するうえで追加実験が必要な状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き追加実験を行い、取得したデータの解析を進め、当初の計画通りに進める努力をする。
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Causes of Carryover |
理由:研究の遅れにより、物品費、人件費・謝金に余剰が生じた。 使用計画:研究環境が整いつつあるので、初めの経費計画通り執行を進める。 また、追加実験に必要な試薬などの購入費として執行する。
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