2018 Fiscal Year Research-status Report
Development of prognostic prediction model for patients with Stage IV gastrointestinal cancer in regional medicine
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17K15872
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Research Institution | Southen Tohoku Research Institute for Neuroscience |
Principal Investigator |
本多 通孝 一般財団法人脳神経疾患研究所, 外科, 医長 (30641956)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 消化器癌 / ステージ4 / 予後予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は消化管癌Stage IVを対象としてコホート研究である。福島県内の癌拠点病院での調査を行っている。 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針の改定等の事情によりIRB承認に時間を要したが、すべての研究協力施設で承認された。本年度から全施設での調査を開始した。大腸癌の過去起点データ収集はすべて終了し、データクリーニングを行っている。予想よりも欠測データが多かったため、当該施設の調査協力医師に研究内容の説明と再調査の依頼を行った。胃癌・食道癌に関しては9施設中3つの施設で調査が終了している段階である。次年度も引き続き調査を継続するが、期間内に終了する見込みである。 大腸癌の調査は協力医師の意欲が高くすべての患者が登録されており、データの解析デザイン、統計学的方法論について、京都大学大学院医療疫学分野の教員に指導を受けて、現在以下の3つのテーマで分析を行っている。1.記述疫学研究 2.StageIVを予後の観点から細分化する予測モデル開発。3.患者の自宅ー病院間距離と予後の関連を調べる研究である。いずれも臨床医と疫学者のコンセンサスミーティングで切実な問題として認識され分析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(厚生労働省)の改定、および臨床研究法の施行によりIRB承認に時間がかかった。 欠測データが予想よりも多く、再調査に時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
消化管癌(食道癌、胃癌、大腸癌)のうち、胃癌の調査がやや遅れ気味である。研究協力者への連絡を行い、期限内に終了できる見込みである。ただし、欠測データが多いようなので、各施設の診療情報管理部門の事務職員にも協力を依頼し、了承を得た。
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Causes of Carryover |
胃癌の調査項目について、2つ追加すべき項目が発生した。プロトコールの改定と審査に時間を要したため、胃癌について調査が少し遅れてしまった。実施できなかった胃癌調査後のコンセンサスミーティングの会議費用、旅費を次年度に使用する予定とした。
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Research Products
(1 results)