胆汁メタボローム解析を用いた胆道癌新規バイオマーカーの開発

2017 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K15975
• Research Institution: Osaka Medical College
• Principal Investigator: 小倉 健 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10633331)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2019-03-31
• Keywords: 胆道癌 / 胆汁 / メタボローム解析 / バイオマーカー

Outline of Annual Research Achievements

悪性、良性各々3例の胆汁を用い、メタボローム解析をおこなった。胆汁採取条件は、ENBD留置中で、造影剤の混入のない、減黄完了後の採取胆汁である。また、最終的に外科的切除がなされ、悪性の根拠が得られ、良性では1年以上の臨床経過から良性であると判断されている。候補物質のうち、多変量解析により物質Aが有意差をもって悪性で発現していない結果が得られた。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

概ね順調にすすんでいる。

Strategy for Future Research Activity

現在さらに物質Aに関して追加解析を行っている。
同様に良性、悪性で有意差をもって判定されれば、前向きの試験を計画する予定である。

Causes of Carryover

国際学会での情報収集のため、旅費が必要となったため。