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2019 Fiscal Year Research-status Report

Wntシグナルを介した聴神経再生の分子基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 17K16925
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

野田 哲平  九州大学, 医学研究院, 助教 (20707179)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords内耳再生 / 内耳発生 / Wntシグナル
Outline of Annual Research Achievements

新規WntレポーターマウスWntVISを用い、凍結切片の免疫染色によりラセン神経節におけるWntシグナルの時空間的な活性の変化を観察した。E15、E17、P0、P7、P15のマウス内耳切片で、神経マーカーTuj1およびグリア細胞マーカーSox2の免疫染色を行った。E15からP7ではWntシグナル活性を示すGFP蛍光がTuJ1陽性のラセン神経節細胞で確認されたが、P15ではGFP蛍光を認めなかった。P7からP15の間でラセン神経節細胞におけるWntシグナル活性が消失することが示唆された。ラセン神経節細胞は生後10日前後に細胞増殖が停止することから、Wntシグナルが何らかの役割を果たしている可能性が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請者の異動のために研究開始が遅延したが、実質的に2019年度より実験を開始でき、開始後は概ね順調に推移している。

Strategy for Future Research Activity

当初の研究計画では遺伝子導入を行ってWntシグナルの活性を操作するところまでを計画していたが、これまでの研究実績の再現実験を含め、COVID-19のために遅延が予想される。従って、研究期間が残り1年となっていることから、現時点で得られている結果を中心に研究をまとめることを検討している。

Causes of Carryover

研究計画遅延のため次年度使用額が発生している。今後再現実験、論文投稿、学会発表など行う予定。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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