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2017 Fiscal Year Research-status Report

DNA/プロタミンレイヤー固定化チタンインプラントの開発

Research Project

Project/Area Number 17K17226
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

櫻井 敏継  鶴見大学, 歯学部, 助教 (10784978)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywordsインプラント / DNA / プロタミン
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度は研究計画にのっとり,DNA/プロタミンレイヤーの固定化条件の検討を行った.チタンディスクに対し,サンドブラスト処理,サンドブラスト処理+酸処理,UV 処理を施した.当初計画にあったレーザー処理は,機器の調達,使用が困難だったため除外した.
各種処理をしたディスクに対し,既報に準じ,トレシルクロリド処理後,DNA水溶液,プロタミン水溶液を交互に浸漬する交互積層法によってDNA/プロタミンレイヤー固定化した.固定化した各種ディスクの走査型電子顕微鏡(SEM)による表面観察を行ったが.固定化によるSEM像の違いは観察されなかった.リン酸緩衝水溶液への浸漬15日間後に取り出し,表面状態をSEM 観察したが,固定化のSEM像での変化も判定することはできなかった.そのため,当初計画した30,60,90 日間の浸漬は行わなかった.スクラッチ試験でのレイヤーの密着性に関しても固定化したDNA/プロタミンレイヤーの剥離を判断する事が難しく,次年度に再度検討することとした.
DNA/プロタミンレイヤーの固定化量の測定に関しては,高感度QCM装置を用い,未処理チタンセンサーセルへのDNA/プロタミンの固定化そして単位面積当たりの質量は確認できたものの,センサーセルに対する処理はすべて繊細な測定に悪影響を与え,処理後の吸着挙動,吸着量は検討できなかった.
このように,各種処置後の固定化のキャラクタリゼーションがなかなか上手くいかず,固定化前の処置に関して比較検討することが出来なかった.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

他業務が立て込み十分な時間が確保できなかったこと.
各種処置後の固定化のキャラクタリゼーションがなかなか上手くいかず,固定化前の処置に関して比較検討することが出来なかったこと.

Strategy for Future Research Activity

各種処置後の固定化のキャラクタリゼーションがなかなか上手くいかず,固定化前の処置に関して比較検討することが出来なかったことを踏まえ,処理や固定化のキャラクタリゼーションの方法を再検討する.
現在まで用いてきたDNA/プロタミン複合体と固定化したインプラントについて再評価する.

Causes of Carryover

研究の遅延や計画の変更により当初購入予定であった消耗品を購入しなかったことによる.
再検討した計画に用いる試薬やセンサー類の購入に充てる予定である.

URL: 

Published: 2018-12-17  

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