2020 Fiscal Year Research-status Report
緩和ケアを受ける患者が大切な人へメッセージを送ることを促す看護ケアの明確化
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17K17451
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
樋勝 彩子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (30759147)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 緩和ケア / がん患者 / 家族 / 思い / 看取り |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は緩和ケア病棟の看護師にインタビューを行う計画であった。 死期が迫る患者とその周囲の人々がどのような形でメッセージを伝えあっているか、複数の看護師にフォーカスグループインタビュ-を実施し、印象的な場面を複数事例集積、その結果をもとにインタビューガイドの精錬することを計画していた。 しかし、COVID-19の影響により実施には至らなかった。 研究期間を延長し、オンラインでのインタビュー調査へと計画変更を行う予定である。 COVID-19の影響によって、看取り時にも家族の面会を制限されている状況が続いている。看護師は患者家族の最期の時間について思うようにケアができず苦悩することも多いことが予測される。可能な限りインタビューの環境を早急に整えて実施する方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響により病院スタッフへのインタビュー実施が困難になり、研究計画実施に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の影響により2020年度の研究計画が遂行できず、予定していた金額を使用しなかった。研究期間の延長およびインタビュー方法の変更をして2021年度実施予定である。
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Causes of Carryover |
2020年度にインタビュー実施予定であったが、COVID-19の影響により研究実施が困難となり、調査費、謝金、インタビューデータのテープ起こし委託費用の使用に至らなかった。 次年度に期間延長し、研究遂行する。
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