2022 Fiscal Year Annual Research Report
Consideration of support for self-management of schoolchildren and adolescents with food allergies
Project/Area Number |
17K17477
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
足立 美紀 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (10457905)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 食物アレルギー / 学童 / 思春期 / 自己管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小学校高学年から中学生の食物アレルギーに関する知識、対応、疾患に関する自己管理へ影響する要因を把握することを目的に調査を実施した。調査予定の時期に新型コロナウイルス感染症の流行と重なり、最終的に児童・生徒に対する調査まで実施できたが、計画していた出前授業の実施まで至っていない。 令和4年度は、A市内全小学校(5校)の5年生271名および6年生269名、全中学校(2校)の1年生303名および2年生291名に向けてアンケート調査を実施した。回収率は小学校で47.4%(回収数/配付数:256通/540通)、中学校で34.0%(回収数/配付数:202通/594通)であった。 調査内容は、対象者全員に共通して小児用健康統制位置尺度(小児用HLC:Children's Health Locus of Control)の他に、研究者が作成した質問項目(食物アレルギーに関する知識、何からその知識を得たのか、継続した通院を必要とする疾患を有しているか等)、また、食物アレルギーを有する児童・生徒なのか、そうではないかを確認し、研究者が作成した質問項目(食物アレルギーを持つ児童・生徒には食物アレルギーに対して普段行ってほしいこと、行ってもらっていること、食物アレルギーではない児童・生徒には食物アレルギーを持つ人に対して行う必要があると思うこと、行っていること等)を選択肢で尋ねている。 現在、結果の分析途中であるが、食物アレルギーを持つ児童・生徒、アレルギー以外の慢性疾患を有する児童・生徒および、疾患を有しない児童・生徒により内的統制尺度、他者統制尺度に違いが生じるかを中心に、食物アレルギーを有する児童・生徒の自己管理に繋がる要因を考察していく。次年度に学会発表、論文投稿を行う予定である。
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