2017 Fiscal Year Research-status Report
精神障害者の地域移行・定着支援を担うピアサポーターの地域生活に関する実態調査
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17K17498
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
舘 祥平 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (80793299)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ピアサポーター / 地域移行 / 地域定着 / 地域生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の前段階の研究として、ピアサポーターの活動内容に関するこれまでの文献について文献研究を実施した。実施した結果、ピアサポーターの活動がどのような場所、内容で実施されているかを明らかにし、結果、考察について国外学会でポスター発表を行った。また、学会への参加により、本研究に関する最新の情報を収集した。 本研究では、ピアサポーターがどのような生活実態で地域生活を送っているかについて、人口学的属性、疾患と治療に関する情報、社会経済状況、ピアサポート活動状況、生活状況の聞き取り調査を行う予定である。また、同時に、心身の健康状態について、General Health Questionnaire(GHQ-28)、主観的QOLとして、MOS ShortForm 36-Item Health Survey(SF-36)を用いて質的量的に調査する。調査した結果を基にピアサポート活動の指針・支援者のサポート体制の示唆を得ることを目的としている。本研究を実施するにあたり、ピアサポーター活動の具体的な実施内容を把握することは実態把握と本研究の考察につながる重要な研究であった。 本研究では、ピアサポーターの講演会、学会、当事者団体の会に参加し、研究対象者の募集を行う予定である。前段階の研究は、研究対象者の選定にも関連した重要な研究であった。現在、本研究に関する千葉大学大学院看護学研究科倫理審査委員会の申請書等の作成を行っており、申請が通りしだい、調査を開始する予定である。研究調査機関との関係性は良好であり、研究対象者についても候補が得られる見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大学業務において、大学協定校との学部生海外演習の引率業務を担い、準備、実施、報告にて時間を取られてしまったことが挙げられる。 妻の出産等家庭内事情により時間を取られてしまったことが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度、千葉大学大学院看護学研究科倫理審査の通過後、6月頃には、速やかに研究機関との打ち合わせを行い、早急にデータ収集活動を実施する予定である。 7月頃には、分析に取り掛かり、分析が済み次第、論文執筆を行い、今年度、研究を発表する予定である。
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Causes of Carryover |
千葉大学大学院看護学研究科倫理審査委員会における申請を通し、調査を開始している予定であったが遅れているため、調査開始時に必要予定の物品費、旅費、その他の残額が発生した。残額について、申請後、速やかに調査を開始した際に必要予定となる見込みである。
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Research Products
(1 results)