2020 Fiscal Year Research-status Report
筋細胞と毛細血管のクロストークに着目したインスリン抵抗性治療法の開発
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17K18028
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
金指 美帆 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (10734527)
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Project Period (FY) |
2018-02-28 – 2022-03-31
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Keywords | 骨格筋 / 微小血管障害 / 肥満 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 磁気刺激 / プラゾシン / 3次元毛細血管構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
産前産後の休暇及び育児休業の取得に伴い所属機関を休職したため,2020年度は全期間において研究活動を中断した。したがって,2020年度は「研究実績無し」である。
研究中断期間:2020年4月11日~2021年2月28日 研究再開予定:2021年4月1日
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
産前産後の休暇及び育児休業による中断のため,2019年度の研究実施状況報告書より進展なし。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は産前産後の休暇及び育児休業のため研究中断とし,2021年度(2021年4月1日開始)より研究を再開する予定である。 具体的には,肥満モデル動物を用いて,生体内骨格筋のインスリン感受性に対する磁気刺激及び血管増加剤の影響を比較する。毛細血管の構造及び機能(実験1)とインスリン感受性(実験2)との関連性を検証する実験は既に終了しているため,2021年度は,筋酸素需要の増大を介した毛細血管新生に着目し,生体内骨格筋を用いた毛細血管を介したインスリン感受性についての検証を計画している。 また,各介入の作用メカニズム解析として,毛細血管構造の調節に関わる血管新生因子及び血管退行因子の発現バランスをウエスタンブロッティング法やリアルタイムPCR法を用いて明らかにする。各介入が血管新生を促すメカニズムを明らかにすることで,物質運搬能に優れた毛細血管形成の調節因子の探索を行う。最終年度には,研究成果の発表および論文執筆を予定している。
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Causes of Carryover |
前述の理由により,2020年度は研究中断のため,2021年度に使用額が生じた。使用計画としては,抗体,電気泳動およびリアルタイムPCR関連試薬,実験動物の購入に使用する予定である。
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