2017 Fiscal Year Research-status Report
Constructing of language training protocol and training monitor database for children with autism spectrum disorder
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17K18487
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Research Institution | Aomori Chuo Gakuin University |
Principal Investigator |
加藤 澄 青森中央学院大学, 経営法学部, 教授 (80311504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 孝子 青森中央学院大学, 看護学部, 講師 (50469417)
松浦 淳 青森中央短期大学, その他部局等, 講師 (50612462) [Withdrawn]
秋庭 由佳 青森中央学院大学, 看護学部, 准教授 (70336428)
飯村 龍一 玉川大学, 経営学部, 教授 (80266246)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 自閉症スペクトラム障害 / ASD / 言語遅延 / 言語セラピー / 言語発達 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年7月より、青森中央学院大学地域マネジメント研究所に、ランゲージ・ラボ開設のための準備に取り掛かり、8月から9月にかけて、3歳から5歳の自閉症スペクトラム障害児を対象として、言語発達モニター児童の募集を行った。結果、20名ほどの候補児童が集まり、10月にIQテストとADOS(Autism Diagnostic Observation Schedule)を実施し、スクリーニングを行った。自閉症スペクトラム障害の診断法にはいくつかあげられるが、自閉症スペクトラム障害診断の金字塔とされるADOS(Autism Diagnostic Observation Schedule)が最も信頼性が高いとされ、この手法を用いて得られたデータを基に書かれた論文は格が上とされる。データを研究で使用するためには、リサーチ使用用のライセンス取得が必要で、代表者、加藤がすでに取得している。IQと自閉症のレベルを検討した上で、最終的に、10名ほどのモニター児童を選び、11月より週1回1時間の頻度で実験的に言語セラピーを実施し、言語発達の観察を行っている。 高機能児は言語発達が比較的早く、文単位での発語がさかんになってきたため、2018年2月より、これらの児童に関しては4名編成のグループ指導に切り替えた。セラピストとの個別指導である程度意思疎通がはかれれば、次のステップは、集団の中に児童を置いて、言語を通して社会性を養成することが主要課題となり、そのための指導プロトコル開発ための実験的な試行錯誤と観察が続いている。 セラピーは、定期的に録音もしくはビデオ撮影され、トランスクライビングを行ってデータベース化される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
言語セラピーのセッションは、録音及びビデオ撮影されている。はじめ、個別セッションでセラピーを実施していたが、半数の児童に著しい進歩が見られたため、コミュニケーションがある程度とれると判断された児童については、個別指導をとりやめ、グループ指導に切り替えた。残りの児童に関しては、予想通りの発達状況で、ゆっくりと、しかし何らかの進歩を認めながら個別指導が続いている。
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Strategy for Future Research Activity |
言語発達に著しい進歩が見られる児童に関してはグループ・セラピーを、その他の児童に関しては、個別セッションを継続し、その発達過程を観察している。今後の課題は、グループ・セラピー対象の児童のセラピーをどの段階で終結とするかである。言語能力自体に進歩が見られ、意思疎通がある程度はかれても、ASD児のその他の問題、特定の事象に対するこだわりや反復行動、感覚過敏などに関しては、症状が継続しているからである。本研究の目的は、言語発達に限ったスコープで計画・実施されているものであり、言語以外の問題点は、療育全体にスコープが拡がる課題である。従って、終結の時期の見極めが今後の研究推進の課題となる。
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Causes of Carryover |
当初予定していた音声データのトランスクライビングがまだ開始されていないので、人件費・謝金がまだ使用されていないため。30年度に、29年度に蓄積されたデータのトランスクライビングを開始する予定である。
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Research Products
(12 results)