2019 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of lipid-optogenetics
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17K19341
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上田 善文 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (60391877)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 光遺伝学 / クリプトクロム / ホスファチジルイノシトール3,4,5-三リン酸 / PIP3 / スフィンゴシン1リン酸 / S1P |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は光によって高時間分解能で細胞内に脂質分子を産生するための技術、即ち「脂質光遺伝学」の確立を目指している。そのターゲットとして、細胞増殖を制御するスフィンゴシン1リン酸や細胞分化、細胞運動を制御するホスファチジルイノシトールリン脂質(PIP)を始めとした機能性脂質分子を行った。PIP3に関しては、CRY2を基にした光遺伝学ツール(PPAP1.0)が、青色光依存的にPIP3を産生することを、PIP3シグナルの下流に存在するAktタンパク質のリン酸化の増加を指標に明らかにした。さらに、一細胞に局所的に青色光を照射することで、その領域のみでPIP3を産生させ、ラメリポディアや細胞膜の伸展を誘導することができた(Anal Sci. 2019 Jan 10;35(1):57-63.)。現在、さらに機能向上を目指してPPAP2を開発し、マウスを始めとした個体への応用を目指している。 スフィンゴシン1リン酸の光遺伝学ツール(S1P opto)に関しては、この3年間で、プロトタイプは作製した。現在、機能の向上を目指すために様々なツールのカスタマイズを遂行中である。今後は、より良いツールを作製しS1P optoを発現したメラノーマ細胞などをマウスの皮下などに移植して、青色光有無によって、形成される腫瘍が如何に変化するのかを明らかにしていく予定である。さらに、腫瘍の周辺の微小な転移巣を2光子顕微鏡で観察することも行う。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Deficiency of Sphingomyelin Synthase 2 Prolongs Survival by the Inhibition of Lymphoma Infiltration Through ICAM-1 Reduction2020
Author(s)
Taniguchi M, Ueda Y, Matsushita M, Nagaya S, Hashizume C, Arai K, Kabayama K, Fukase K, Watanabe K, Wardhani LO, Hayashi K, Okazaki T.
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Journal Title
FASEB J
Volume: 34
Pages: 3838-3854
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Establishment and Characterization of a Novel Neuroendocrine Carcinoma Cell Line Derived From a Human Ascending Colon Tumor2019
Author(s)
Shinji S, Sasaki N, Yamada T, Koizumi M, Ohta R, Matsuda A, Yokoyama Y, Takahashi G, Hotta M, Hara K, Takeda K, Ueda K, Kuriyama S, Ishiwata T, Ueda Y, Murakami T, Kanazawa Y, Yoshida H.
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Journal Title
Cancer Sci.
Volume: 110
Pages: 3708-3717
DOI
Peer Reviewed
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