2017 Fiscal Year Research-status Report
The intervention using the open dialog in the acute phase of schizophrenia
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17K19803
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
金田 礼三 金沢大学, 附属病院, 助教 (40456413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 ゆひ 金沢大学, 保健学系, 助教 (00749137)
長澤 達也 金沢大学, 附属病院, 講師 (10334773)
村松 朋子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (20633118)
橋本 隆紀 金沢大学, 医学系, 准教授 (40249959)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 社会医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
オープンダイアローグを実践しているフィンランドのケロプダス病院に研修に行き、研究開始のための準備を行った。フィンランドと日本では、医療制度が異なるため、フィンランドと同様に日本で実践することは困難なため、日本にあったオープンダイアローグのやり方を模索する必要があると考えられた。ケロプダス病院のスタッフも、それぞれの地域に応じた実践が行われることが望ましいとの見解であった。答えのない不確かな状況に耐える、本人のことは本人のいないところで決めない、継続的に担当する二人以上のスタッフを選ぶ、クライアント、その家族、つながりのある人々を最初から招く、「開かれた質問」から始める、クライアントの語りのすべてに耳を傾け応答する、対話の場で起きていることに焦点を当てる、さまざまな物の見方を尊重し多様な視点を引き出す(多声性:ポリフォニー)、対話の場ではお互いの人間関係をめぐる反応や気持ちを大切に扱う、一見問題に見える言動であっても”病気”のせいにせず困難な状況への”自然な”意味のある反応であるととらえて応対する、ただし法に触れる行為については認めずに淡々と対応する、症状を報告してもらうのではなくクライアントの言葉や物語に耳を傾ける、スタッフ同士が参加者たちの語りを聞いて心が動かされたこと浮かんできたイメージアイデアなどを参加者の前で話し合う時間を取る、話すことと聞くことを丁寧に分けるなどについて話し合いを行った。 東京でオープンダイアローグを実践しているクリニックを見学し、日本でのオープンダイアローグ実践のための意見交換を行った。オープンダイアローグを実践する実際的な方法として日本では、精神科訪問看護制度の活用が考えられるかもしれないとの意見があった。オープンダイアローグを実践するための多職種による話し合いを続けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オープンダイアローグに対しての周囲の理解を求めている。 研究計画を策定し 多職種とのオープンダイアローグに関する研修を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
オープンダイアローグを用いた介入研究の実施を計画している。計画としては、当院を受診する初回発症と考えられる統合失調症の方とご家族に、従来の薬物療法とオープンダイアローグの両方について説明をし、本人及び家族ともにオープンダイアローグを希望された方に対して、最長で8週間の期間、週3回のオープンダイアローグを施行し、施行後2年間の経過観察を行う。当初の研究では、オープンダイアローグの安全性について確認する。
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Causes of Carryover |
①介入研究の計画に遅れが生じているために、購入予定であった検査機器の購入が行われておらず、残額が発生したが、機器については次年度に購入予定である。 ②研修会や学会参加のための費用が必要である。
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