2019 Fiscal Year Research-status Report
The intervention using the open dialog in the acute phase of schizophrenia
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17K19803
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
金田 礼三 金沢大学, 附属病院, 助教 (40456413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 ゆひ 金沢大学, 保健学系, 助教 (00749137)
長澤 達也 金沢医科大学, 医学部, 講師 (10334773)
村松 朋子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (20633118)
橋本 隆紀 金沢大学, 医学系, 准教授 (40249959)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | リフレクティング |
Outline of Annual Research Achievements |
オープンダイアローグネットワークジャパンの主催するトレーニングコースやオープンダイアローグやリフレクティングに関連して行われる研修会に参加し、研修を受けている。また当院内での研修会において、オープンダイアローグ対話実践のためのガイドライン第1版に紹介されているリスニングワークを行った。 最新精神医学2019年第5号、特集「オープンダイアローグの展開」に「フィンランドでオープンダイアローグについて聴いたこと」を寄稿した。フィンランドでオープンダイアローグを実践しているヤーコ・セイックラの話として、対話実践の効果的な理由について以下のように説明されていることを紹介した。即時対応、ソーシャルネットワークと水平性(対等性)と垂直性(自分の中を通すイメージ)を含んだ多声性、対話に焦点を当ててすべての声を聴き一緒に作業する点、中枢神経系を変化させる(脳を萎縮させたり、心理的な資源を減らしたりする)薬物を避ける点。 当科通院中の方のうち、ご希望のあった方とご家族に対し、複数の医療スタッフで、リフレクティングを用いた面接を複数回行った。面接の前にアウトカム・レ―ティングスケールを記載いただき、面接後、セッション・レ―ティングスケールを記載いただいた。また面接の後、オープンダイアローグ対話実践のためのガイドライン第1版にある振り返りのためのチェックリストを用いて、面接に問題がなかったかをチェックし問題がなかったことを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルスによる影響で長時間、複数人と話すことが困難になっており、面接を行うことが、難しい状況であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
可能であれば、未治療の初診の方の面接を複数人でリフレクティングを用いて行っていく。
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Causes of Carryover |
コロナウイルスによる延期に伴い、次年度も引き続きオープンダイアローグトレーニングコースを受講するために、旅費などが必要となったため。
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Research Products
(1 results)