2020 Fiscal Year Research-status Report
The intervention using the open dialog in the acute phase of schizophrenia
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17K19803
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
金田 礼三 金沢大学, 附属病院, 助教 (40456413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 ゆひ 金沢大学, 保健学系, 助教 (00749137)
長澤 達也 金沢医科大学, 医学部, 講師 (10334773)
村松 朋子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (20633118)
橋本 隆紀 金沢大学, 医学系, 准教授 (40249959)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | オープンダイアローグ / リフレクティング |
Outline of Annual Research Achievements |
オープンダイアローグトレーニングコースの修了が2020年3月から2020年11月に延期されたことを受け、トレーニングコース有志によるオンラインでのリスニングワークを、2020年3月から2020年11月まで、週1回行った。この中で、オープンダイアローグに関する英語書籍「Dialogical Psychiatry A handbook for the teaching & practice of open dialogue」 <著者Russell Razzaque>の全訳を試み、その輪読会をオンラインで催し、定期的に意見交換を行った。また、オープンダイアローグにおいて、行われるリフレクティングへの理解を深めるため、リフレクティングについての書籍「Reflecting リフレクティング 会話についての会話という方法」<著者 矢原隆行>の読書勉強会に月1回オンラインで参加し意見交換を行った。 外来通院の方で、オープンダイアローグを希望して受診された方に、複数のスタッフによる対話を中心とした治療を試みた。威圧的にならないように、白衣を用いず、なるべく広い部屋でお話しをした。スタッフは話しやすい雰囲気を心掛け、自分の意見を述べる場合はアイメッセージを用い、否定的な発言や断定的な発言を控え、推量的にお話しをした。本人の同意が得られれば、リフレクティングを用いたスタッフの話し合いを、本人の前で行った。対話するメンバーとして、精神科医、作業療法士、精神保健福祉士が参加したほか、本人の家族や本人の信頼できる友人が参加した。時にはオンラインを用いて対話を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染を予防しつつ、複数人で1か所に集まり、長時間の対話をくり返し行うことには、困難がある場合がある。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ感染を予防しながら、可能な範囲で、対話を中心とした治療を行っていく。オンラインでの複数人による対話を中心とした治療を試みていく。
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Causes of Carryover |
コロナ感染拡大に伴い、旅費などを用いることがなかったため
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