2017 Fiscal Year Research-status Report
子宮頸がん検診受診率向上を目指した看護職対象のスメアテイカー養成プログラムの開発
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17K19851
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
工藤 里香 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
常田 裕子 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (40622486)
宗 由里子 京都橘大学, 看護学部, 助手 (50756286)
兵藤 絵美 京都橘大学, 看護学部, 助手 (50795599)
Hanley Sharon 北海道大学, 医学研究院, 特任講師 (80529412)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | スメアテイカー / 看護職 / HPV検査 / HPVワクチン |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度は、スメアテイカーの役割と期待できる成果を周知することを目的とした講演会を2つ開催し、学会発表を1回行った。 8月28日、東京にて「英国での子宮頸がん検診における看護師の役割~パップスメアからコルポスコピーまで~」を開催した。講師は英国の看護師Ms. Louise Cadman( Research Nurse Consultant、Wolfson Institute of Preventative Medicine、Queen Mary University London)、通訳・解説を分担研究者のSharon Hanleyが担当した。英国の子宮頸がん検診は、細胞採取トレーニングを受けた医師、看護師、フィジシャンアシスタントが担っており、その実施のほとんどは看護師である。認定されているトレーニングは理論講座、指導者のもとで行われる厳しいものである。看護師の活躍により、検診の待ち時間の短縮、よりフレキシブルできめ細やかなサービス、継続したケアの提供ができるようになった。それでも子宮頸がん検診の受診率は100%ではないため、検診を促す12のアイディアが提案されている。本研究においてもこの12のアイディアを活かしたプログラムとしたい。 3月10日、大阪にて「子宮頸がん 予防と検査」を開催した。吉田朋美氏(群馬大学)には「海外におけるスメアテイカーの現状とHPV検査」、分担研究者のSharon Hanleyは「国内外におけるHPVワクチンの動向」について講演した。子宮頸がん予防には、パップスメアのみならず、HPV検査、何よりHPVワクチンの接種が重要であり、プログラムに含める必要性を確認した。 その他、英国のスメアテイカー養成プログラムについて研究者間で情報を共有、文献検討を重ね、2018年度のプログラム実施に向けて、プログラムの構築、テキストの作成などを開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画では、平成29年度に一度プログラムを実施する予定であった。しかし、研究参加者を集めるためにも、スメアテイカーの役割と期待できる成果を周知することが必要であると判断したため、まずは2つの講演会の実施と学会発表を優先して行うこととした。 現在はテキストの作成を含めたプログラムの作成を行っており、倫理審査の受診の準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
・スメアテイカー養成プログラム開発にあたり、日本国内での需要をより明確にするため、ニーズ調査が必要であると研究者間で話し合い、実施することとした。 ・このニーズ調査の結果も踏まえて、プログラムの作成・実施を行い、その評価を行う。 ・平成29年度の文献検討やプログラム作成過程などの研究成果を学会等で発表し、情報発信としていく。
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Causes of Carryover |
養成プログラムの作成と開催が遅れたため、プログラム開催にかかる経費を次年度使用額とした。 次年度には、プログラム開催をし、書記計画通りの進捗となるようにする。
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Research Products
(1 results)