2023 Fiscal Year Annual Research Report
Historical exploratory evaluation of speciality horticultural crops and development of both food and medicinal use.
Project/Area Number |
17KT0079
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
後藤 一寿 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, 副センター長 (70370616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 京子 大阪大学, 総合学術博物館, 招へい教授 (00140400)
井形 雅代 東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (10231127)
御影 雅幸 東京農業大学, 農学部, 教授 (50115193)
妙田 貴生 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (80372986)
上西 良廣 九州大学, 農学研究院, 助教 (60783248)
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Project Period (FY) |
2017-07-18 – 2024-03-31
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Keywords | 薬用作物 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は次の5課題を通して多面的にアプローチしている。すなわち、1:生薬学・薬史学の観点から、薬用に転用できる特産園芸作物の探索、2:農学・栽培学の観点から、篤農技術の映像などでの記録と継承のためのマニュアル作成、3:食品科学の観点から、特産園芸作物の未利用部分の利用技術・薬用利用技術の開発、4:医薬学の観点から園芸療法利用の可能性評価及び健康関連QOL評価法の開発、5:農業経済学の観点から、特産園芸作物マーケティング研究およびアグリビジネスモデルの開発である。 国産園芸作物の新産業化を目指し、本課題では、桃、柿、シャクヤク、サフランなどを対象作物とし、モノ作り、事作りを通して産業を大きくする手段を検討することを目的として実施した。本年度はこれまでの成果を取りまとめるための出版原稿のとりまとめや補足現地調査を実施した。オランダ現地調査では現地で進められているケアファームの実態調査を行い、障がい者雇用などを通して、地域社会と一体となった取り組みから、農業の持つ癒し効果や有機農産物などの生産を通しての経済効果などを明らかとした。出版に向けて、これまでの研究成果を取りまとめるとともに、「薬食同源」の観点からサフランのレシピ開発に取り組んだ。レシピは大分県在住のフレンチシェフに依頼し、7点のサフラン料理のレシピを公開した。これらの取り組みから、薬用作物の多角的な利用を促し、産業振興へ貢献する手段として評価される。これらの成果を取りまとめた。
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