2007 Fiscal Year Annual Research Report
メタルテンプレート型インターロッタ分子の動的挙動と空間制御
Project/Area Number |
18064008
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
高田 十志和 Tokyo Institute of Technology, 大学院・理工学研究科, 教授 (40179445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 靖人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10456262)
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Keywords | ロタキサン / パラジウム / 触媒 / 相互作用 / 空間結合 |
Research Abstract |
金属原子を固定化させたロタキサンなどのインターロック分子を用い、錯体内における遷移金属/典型元素の相乗的な相互作用に的を絞り、その特性を精査した。すなわち軸と輪成分の両方に配位部位を有するロタキサンにおけるPd金属/ヘテロ原子間の相互作用について(i)配位の強さ、(ii)配位子交換の可能性、(iii)ロタキサン構造の特異性と安定性の関係を検討し、ロタキサンの特殊な空間結合系によって増幅・加速される分子内環化反応を見いだした。こうした反応系は直進分子モーターの構築に極めて適しており、軸上に拘束された輪成分の移動方向の制御に利用することを考えた。その結果、移動制御点を4つ持つリニア分子モーターのモデルの合成と、その墓本動作系の構築を達成した。それに加えて、(1)軸成分の長さをコントロール可能な新規金属テンプレート型ポリロタキサン合成法、(2)長鎖の軸成分を持つロタキサンの合成法、並びに(3)金属テンプレート型カテナンの簡便合成法についても確立し、リニア分子モーターシステムへの重要な知見を得た。これらの運動特性や元素相乗効果についても研究を進めている。
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[Journal Article] Catalytic Asymmetric Synthesis and Optical Resolution of Planar Chiral Rotaxane2007
Author(s)
Makita, Y.: Kihara, N, ; Nakakoji, N, ; Takata, T.; Inagaki, S, ; Yamamoto, C.; Okamoto, Y.
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Journal Title
Chemistry Letters 36
Pages: 102-103
Peer Reviewed
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