2009 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける儀礼と刑罰――礼的秩序と法的秩序の総合的研究
Project/Area Number |
18102003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
冨谷 至 Kyoto University, 人文科学研究所, 教授 (70127108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢木 毅 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00252510)
赤松 明彦 京都大学, 文学研究科, 教授 (80159326)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
WITTERN Christian 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (20333560)
伊藤 孝夫 京都大学, 法学(政治学)研究科, 教授 (50213046)
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Keywords | 礼的秩序 / 法的秩序 / ナレッジベース / 儀礼 / 刑罰 / 東洋学の国際化 / 官制の英語訳 / 東アジア世界 |
Research Abstract |
2009年度に実施した研究の成果を以下に、箇条書きに述べる。 (1)制度用語の英訳に関しては、『漢書』百官公卿表に記載されている官制は、すべて英訳をし、その根拠となる資料の英訳も完成した。2010年夏までに印刷して年度内の出版を目指す。 (2)ナレッジベースは、引き続きオスロ大のプロジェクトと連携して進めている。『唐律疏議』の英訳、およびそこからの法制用語の摘出をした。 (3)国際シンポジウムは、2009年12月6日から8日にかけて厦門で厦門大学法学院との共催で行った。その成果は、『国際討論会東亜的儀礼與刑罰--禮的秩序的成立、発展與衰退(2009年度科学研究費補助金基盤研究(S)研究成果報告)』として発表した。 (4)『東アジアの死刑』中国語版の翻訳は3月に完成した。今後の計画としては、5月に人民出版社に渡して、2011年の出版を目指す。 (5)『東アジアの死刑』英語版に関しては、2009年6月に冨谷がオランダのブリル出版社に赴き、京大出版会との共同出版を申し入れ、承諾された。秋に日本学術振興会研究成果公開促進費を申請した。(4月に採択の通知を得た) 記すべき補足として。当該科研の中間審査を5月にうけ、(A)判定をえた。 代表者冨谷は、当該科研を含めた一連の国際共同研究が評価され、スウェーデン王国より、北極星勲章コマンデール章を2009年7月に受章した。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] 東亜的儀礼與刑罰2009
Author(s)
矢木毅、西川真子、佐藤達郎
Organizer
国際討論会「東亜的儀礼與刑罰」
Place of Presentation
中国・厦門大学
Year and Date
20091206-20091207
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