2010 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける儀礼と刑罰--礼的秩序と法的秩序の総合的研究
Project/Area Number |
18102003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
冨谷 至 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70127108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢木 毅 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00252510)
岩井 茂樹 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (40167276)
赤松 明彦 京都大学, 文学研究科, 教授 (80159326)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
ウイッテルン クリスティアン 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (20333560)
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Keywords | 儀礼 / 刑罰 / 東アジア / 死刑 / 中国古代官制 / 復讐 / 東洋学の国際化 |
Research Abstract |
2010年度は、本研究の最終年度であった。五年にわたる研究をまとめ、その成果を公表した。以下に、それを箇条書きに述べる。 (1)海外シンポジウム 2010年9月16、17両日、スウェーデン王立アカデミー、スウェーデン民族学博物館との共催で、ストックホルムアカデミーで、「東アジアにおける儀礼と刑罰」のシンポジウムをおこなった。毎年、海外で行っている国際シンポジウムのこれが最後で、総括的意味をこめて海外協力者もふくめて、分担者、連携研究者全員が発表した。その報告集として、「国際シンポジウム東アジアにおける儀礼と刑罰」を発表した。 (2)研究論文集の刊行 冨谷至編『東アジアにおける儀礼と刑罰』(240頁)を本科研の最終成果報告として完成した。分担者、連携研究者10名からなる論文集である。 (3)制度用語の英文用語集の刊行 藤田敏正・冨谷至編『中国古代官制和英用語集』(356頁)を2011年3月に完成した。 (4)「東アジアにおける死刑」英語版の編集 科学研究費補助金研究成果公開促進費(学術図書」(2年間)をえて、2010年度には、英文翻訳、校閲をおえた。2011年度にオランダライデンBrillと京都大学学術出版会の共同出版として刊行予定。
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Research Products
(10 results)