2010 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける産業集積および企業連関の新展開と共生的持続性の研究
Project/Area Number |
18103002
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
平川 均 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60199049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多和田 眞 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10137028)
奥村 隆平 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50106837)
家森 信善 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80220515)
根本 二郎 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20180705)
小川 光 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (10313967)
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Keywords | 東アジア / 産業集積 / IT産業クラスター / 企業連携 / イノベーション / 地域金融. / 新竹科学工業園区 / 長江デルタ |
Research Abstract |
本年度は最終年度として、過去5年間の集大成を意識し、東アジア地域の産業集積に関する総合的研究と発表を意識的に追求した。国際会議をベトナム・ハノイの貿易大学との共催でH22年10月28-29日の2日間にわたって開催し、合計29本の報告及び英文学術論文を発表した。それらの成果は他の国際会議においても、積極的に発表した。 また、学術書として北京大学(H20年)と名古屋大学(H21年)で開催した2回の国際会議の発表論文を下に、図書『東アジアの新産業集積』学術出版会、603頁、H21.10を刊行し、東アジアの産業集積の実態を、調査報告などを含めて明らかにした。同時に産業集積の諸類型とその特徴についても分析を深めた。東アジアの集積においてイノベーションが重要な役割を果たしていることも確認した。産業集積に関する理論的考察も加え、経済統合が地域の貿易を通じた発展を加速させるが、他方で新たな産業集中を伴なうことによって国際的な再編が促されており、それらが今後の考察すべき課題となるであろうことを指摘した。図書では韓国語の学術書『東アジアの産業クラスターと地域金融』蛍雪出版社(ソウル)H22.9、中国語の学術書『東亜的産業集聚』社会科学文献出版社、北京、H23.2をそれぞれ韓国および中国の研究協力者と共編の形で刊行した。学術論文では、Studies of Regional Science(Vol.40, No.4)に複数のレフェリー付論文の掲載が確定している。本研究は、産業集積の観点から東アジアの発展における国際競争力の背景を総合的に考察し、また東アジアにおいて産業クラスター政策が注目を集める背景、及びその課題を具体的に明らかにした。
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Research Products
(43 results)
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[Presentation] East Asian Integration and "Community"2010
Author(s)
Hitoshi Hirakawa
Organizer
The 4^<th> ISAC International Symposium "East Asi an Regional Integration after the World Financial Crisis ; Roles of Japan in Creating Social Capitals for the way to East Asian Monozukuri Community"
Place of Presentation
Grha Wira Bhakti, University of Darma Persada, Jakarta, Indonesia
Year and Date
2010-12-13
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