2006 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣是正によるメタボリックシンドロームの改善効果に関する無作為化介入研究
Project/Area Number |
18200043
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
河口 明人 北海道大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70214608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 徳郎 北海道大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80200559)
大塚 吉則 北海道大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70233187)
柚木 孝敬 北海道大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (00352500)
川初 清典 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (80026822)
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Keywords | メタボリックシンドローム / 無作為化介入研究 / 生活習慣病 / 運動指導 / 栄養指導 / 健康教育 / 肥満 / 健常者 |
Research Abstract |
1.目的:日常生活における健康教育や運動習慣導入がメタボリック・シンドロームの予防および改善に果たす役割の科学的根拠を示す。 2.経過:肥満傾向もしくはメタボリック・シンドローム診断確率の高いBMI≧24.5もしくは腹囲周囲径男性85cm以上、女性80cm以上で、35歳以上70歳未満の健常男性もしくは閉経後女性を対象とし、平成18年11月に札幌市の20万世帯に対して新聞折り込みチラシによって募集を開始し、参加希望者にたいして12月2日および8日に説明会を開催した。説明会には、249名の市民が参加し、参加希望者のうち、インフォームドコンセントおよび病歴および問診票(食事歴法調査にて栄養状態を、SF36およびPOMSでQOL、気分の調査)を提出した211名(男性71名、女性140名)に対して、12月18日から22日にかけて登録時健康診断を実施した。健康診断に含まれる内容は、理学所見、体組成分析、呼吸機能検査、自律神経機能検査、骨密度測定、採血(コレステロール、腎機能、肝機能、血算、インスリン、hsCRPなど)およびエルゴメータを用いた負荷心電図(体力測定)である。この211名(男性71名、女性140名)のうち、参加辞退者を除き、除外基準に抵触しなかった194名(男性67名、女性127名)を登録した。今後最小化法を用いた割付けプログラムによって、対照群および生活習慣改善介入群に群別し、運動指導および栄養指導を含む健康教育を2年間を目標に開始する。運動指導は毎週150分の速歩時間の確保、栄養指導は摂取エネルギーの適正化、n-3系不飽和脂肪酸一日摂取量2.9g、および食物繊維一日摂取量2.Ogの増加が目標である。参加者全員には健康手帳が配布され、日常の身体活動量(歩数)がモニターされる。また全員に毎月News Letterが送付される。
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Research Products
(6 results)