Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 悦司 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (00324898)
坂本 美紀 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90293729)
大島 純 静岡大学, 情報学部, 教授 (70281722)
杉本 雅則 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (90280560)
竹中 真希子 大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (70381019)
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Research Abstract |
(1)全体コーディネート及び評価グループ:研究枠組みの精緻化,実験授業のデザイン 全体の研究開発をコーディネート及び評価をするグループでは,各授業開発グループと連携しながら,それぞれの授業開発とその評価を全面的に支援するとともに,テーマであるユビキタス社会における創造的人材要件の確定やその育成のための目的論,方法論,内容論,評価論に関するフレームワークを議論し,研究全体の方向性をさらに明確化した. (2)授業開発グループ:学習支援システムのデザインと授業の実施 「科学的議論・論述能力」グループは,小学校の総合的な学習の時間において,Knowledge Forumを利用した科学的議論・論述能力育成型カリキュラムの開発・評価を行った.開発した単元は論争的な科学技術問題の原子力発電を取り上げたものであり,科学的議論・論述能力の基礎となる問題定義能力の観点から評価を行った.「科学概念統合能力」グループは,再構成型コンセプトマップ作成ソフトウェアの「あんどう君」及びデジタル運勢ラインシステムを利用し,概念転換を促進する効果を分析した.「科学的観察・情報活用能力」グループでは,ケータイ情報共有システムであるclippicKidsを利用した学校〜家庭連携型の単元を開発し,その評価を行った.「科学的推論・問題解決能力」グループでは,複数の学習者の協調と個々の学習者の内省を同時に支援することを目指した協調学習支援手法の評価を行った.今年度は、同時多入力ボードによって構成される共有空間と,PDAによって構成される個人空間を融合した環境問題学習支援システムを用い,学校で行った実践の分析・評価を進めた. (3)成果発表 研究成果は,NARST2007,ED-MEDIA2007,CSCL2007等において発表することができた.
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