2009 Fiscal Year Annual Research Report
17-20世紀の東アジアにおける「外国人」の法的地位に関する総合的研究
Project/Area Number |
18202016
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 Kanagawa University, 経営学部, 教授 (10259567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見澤 磨 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70212016)
川島 真 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (90301861)
柴山 守 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (10162645)
本野 英一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20183973)
弘末 雅士 立教大学, 文学部, 教授 (40208872)
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Keywords | 外国人コミュニティ / 東アジア / 領事裁判権 / 華僑 / 国籍 / 捕虜 / トランス・ナショナリティ / 出入国管理 |
Research Abstract |
平成21年度は、本科研の最終年度となるため、成果を公表し、まとめることを中心とした。 1.国際ワークショップ:2009年5月2日、ソウル大学奎章閣を会場として、日韓ワークショップ「東アジアにおける移住民問題と国籍」を開催した。主催は、本科研と、ソウル大学社会学科鄭根埴教授研究室との合同によった。本科研側の報告者は、貴志俊彦、金鳳珍、松原孝俊、川島真、陳來幸各氏、韓国側は朴明圭、李志英、朴径泰、朴光鉱、ヘレン李、李根寛が報告あるいはコメントをおこない、今後の日韓学術臨力の方針も話し合われた。しかし、12月に計画されていた台湾・国史館の討論会は調整できずに実現できなかった。 2.国内研究会・調査:(1)2009年6月13、14日の両日、函館にて本科研最後の合同討論会を実施し、本科研の課題、成果公表の方法が話し合われた。あわせて函館中華会館にて同館長陳上梅氏へのヒアリング、および函館市立図書館にて所蔵資料の合同調査を実施した。(2)2010年1月17日、神奈川大学プランゲ文庫と東アジア研究会との合同開催で、科研メンバーの陳來幸氏による報告「戦後在日華僑についての研究状況」が実施され、在日華僑資料について討議が交わされた。 3.成果公開への取り組み:研究論文15本、講演記録2本、資料紹介2本をとりまとめ、平成22年度科研・学術成果公開促進費(学術図書)に応募した。書名は、『変容する国際社会と「外国人」問題-19世紀~20世紀の日本・東アジア・東南アジア-』である。 *マイクロフィルムのデジタル化および共同利用の方法について継続課題となった。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
大里弘秋・貴志俊彦・孫安石編著
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Journal Title
中国・朝鮮における租界の歴史と建築遺産(御茶の水書房)
Pages: 326(1-77)
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[Journal Article]2009
Author(s)
貴志俊彦・谷垣真理子・深町英夫
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Journal Title
模索する近代日中関係-対話と競存の時代-(東京大学出版会)
Pages: 342(229-248)
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